人気絵師おはぎさん「Wacom Creative Seminar Vol.20」イベントレポート&インタビュー
おはぎさんにインタビュー!


よく「目が特徴だね」と言われるんですが、私自身、目を描くときが一番楽しくて、人の絵を見るときにも目をよく見ています。描いていて一番楽しいし、気合が入る部分です。自分の絵は目の力の強さに重点を置いてるなと思います。
あと、女の子の写真を見るのがすごく好きなので、アイドルのグラビアやMVを見て「こういう顔の子はこういう角度から見たらかわいいのか…」というのは普段から意識していますね。

自分の絵柄にはどんな塗り方が合うんだろうというのを試行錯誤して、自分の絵には彩度がはっきりしたデジタルっぽい塗りよりも、ちょっとくすんだような、アナログっぽさが若干ある塗り方のほうが合ってるのかなと思って、そういう効果にたどり着きました。
最初からこれだ!って色を決めるのは得意じゃなくて、最初に濃い色を塗って、あとからしっくりくる色になるまで調整しています。描いてる最中も調整しますが、ひと通り塗り終わったあとに全体が良くなるように調整します。
友達のお母さんがイラストレーターのお仕事をしていて、友達の家に遊びに行ったときにパソコンとペンタブレットで絵を描いてたのを見たんです。その方は結構有名というか、小学生の私でも教材などで見たことある絵を描かれる方で。今考えるとすごい出会いだったなと思うんですけど、身近なところにこんなすごい人がいるなんてと不思議な気持ちでした。
小さい頃はちょっとお絵かきが好きかなってくらいで、ずっと描いてるような子どもではありませんでした、そのプロのイラストレーターのお仕事を目の当たりにしてから、絵に向き合う回数が増えました。それで、その方が使っていた道具を使ったらパソコンで絵が描けるんだな、自分もそういう描き方をしてみたいなって憧れて、ペンタブレットを買ってもらったんです。一番最初はワコムのFAVOでした。ペンタブレットを買ってもらってから、急に自分の生活の中心が絵やインターネットになった感じで、のめりこんじゃいましたね。
思いもよらないところから声をかけてもらえることでしょうか。2014年に小林幸子さんの動画用にイラストを描いてくれる人募集!というのがあって「できたらいいな」って応募してみたら、声がかかって。これはすごく嬉しかったです。おばあちゃんも親戚もみんな喜んでました(笑)。あの小林幸子さんですよ!自分がおばあちゃんになってもずっと自慢していくだろうなと思ってます(笑)。イラストを描けただけでも嬉しいのに、お仕事が終わったあとに手書きのメッセージをいただいて……一生の思い出ですね。
現在、ワコムさんのCreate moreキャンペーンで絵を描かせていただいているのですが、絵を描き始めたときからずーっと使っていて、もう体の一部になっているくらいのペンタブレットを作っているところから声をかけていただけるなんて、光栄です。ここにいるのが信じられません(笑)。

- おはぎ
- <ul><li>イラストレーター。1993年生まれ、埼玉県出身。 独学でイラスト制作を始め、2009年から動画サイト等WEBを中心に本格的に活動を開始。 2010年より音楽担当ORYOとの二人組ユニット「FAULHEIT」のメンバーとしてイラスト、デザイン、動画制作を担当し、同ユニットの作品の他、これまでに多数のアーティストやメジャーコンピレーションCD等のジャケット、MV制作、グッズデザイン等を手がける。</li></ul>
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