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U35さん メイキング&インタビュー!魅力的なキャラクターと色彩をつくるステップとは?
衝撃的だった、あの作品との出会い
――U35さんがイラストを描きはじめたのはいつごろからですか?
イラストは小さい頃から好きで、ずっと絵ばかり描いていたのですが、中学校で運動系の部活動をはじめたんですね。そこからは競技に意識を集中させていったので、イラストからはだんだんと離れていってしまいました。
結局、社会人まで競技活動を続けていたのですが、あるとき練習から帰ってTVを付けると、とあるアニメの第一話がたまたま放送されていて衝撃を受けたんです。
結局、社会人まで競技活動を続けていたのですが、あるとき練習から帰ってTVを付けると、とあるアニメの第一話がたまたま放送されていて衝撃を受けたんです。
――そのアニメとは?
『天元突破グレンラガン』です。
もうとにかく衝撃的で、なんてすごいんだ! と感動して、ハッとしたんです。
「私も誰かを感動させるような絵を描きたいな」って。
ちょうどそのころは競技活動にも限界を感じていて、色々と行き詰まっていた時期でした。そこで思い切って絵の勉強をしようと、会社を辞めて専門学校に入学したんです。アニメーション学科を選びました。
あの時は絵の仕事をしてみたいと思ってはいたものの、イラストレーターという仕事についてもよく知らなくて……何も知らずに飛び込んでしまいました。
もうとにかく衝撃的で、なんてすごいんだ! と感動して、ハッとしたんです。
「私も誰かを感動させるような絵を描きたいな」って。
ちょうどそのころは競技活動にも限界を感じていて、色々と行き詰まっていた時期でした。そこで思い切って絵の勉強をしようと、会社を辞めて専門学校に入学したんです。アニメーション学科を選びました。
あの時は絵の仕事をしてみたいと思ってはいたものの、イラストレーターという仕事についてもよく知らなくて……何も知らずに飛び込んでしまいました。
――会社を辞めてからの専門学校とは、かなり思い切った決断ですね……!
正直、私自身もそう思います(笑)。まあ、人生一度きりですから「動けるときにやりたい事をやろう」と思い切りました。両親が、やりたい事があるならやったらいいと、背中を押してくれたのはありがたかったですね。
そして入学したのはいいものの、アニメーターって基本、紙と鉛筆なんですね。絵を動かすための基礎を学ぶため、ひたすら描いて練習をするのですが、二年目になった時に、絵を動かすことよりも一枚絵で見せる方が好きだということに改めて気づいて……。
他の同級生は就職活動をしていたんですけれど、私はアニメーションの授業のあと、放課後にパソコン室を借りて、一人でカラーイラストを描いていました。卒業後も、アルバイトをしながら、絵を描き続けていました。
単純な動機から入学してしまった専門学校でしたが、ものすごい量を描きましたし、素晴らしい講師の先生や仲間とも出会えました。
幸せだったし、絵描きとしての基礎もそこで鍛えられたと思います。
そして入学したのはいいものの、アニメーターって基本、紙と鉛筆なんですね。絵を動かすための基礎を学ぶため、ひたすら描いて練習をするのですが、二年目になった時に、絵を動かすことよりも一枚絵で見せる方が好きだということに改めて気づいて……。
他の同級生は就職活動をしていたんですけれど、私はアニメーションの授業のあと、放課後にパソコン室を借りて、一人でカラーイラストを描いていました。卒業後も、アルバイトをしながら、絵を描き続けていました。
単純な動機から入学してしまった専門学校でしたが、ものすごい量を描きましたし、素晴らしい講師の先生や仲間とも出会えました。
幸せだったし、絵描きとしての基礎もそこで鍛えられたと思います。
すべては試行錯誤から
――イラストレーターとしての勉強はどのようにされたのですか?
デッサンやアニメーターとしての基礎は専門学校で教わりましたが、イラストレーターとしてはカラーが描けなければ仕事にならないので、そこは独学で勉強しました。うまい人のメイキング動画を見たり、すてきだと感じたイラストをお手本に、どうしたら再現できるのかを考えて実際に描いてみたりと、色々とやってましたね。
その時は余り考えずに「こういう塗りがしたい~」という一心でやっていたように思いますが、今思い返すと、試行錯誤して自分なりのやり方を見つけたのが良かったのではないかと感じています。その試行錯誤はまだまだ続いていますけれどね。
その時は余り考えずに「こういう塗りがしたい~」という一心でやっていたように思いますが、今思い返すと、試行錯誤して自分なりのやり方を見つけたのが良かったのではないかと感じています。その試行錯誤はまだまだ続いていますけれどね。

▲U35さんがイラストを担当した書籍やCD。可愛らしいキャラクターのカラーイラストが印象的です。
――pixivに投稿するようになったきっかけは?
専門学校時代に、友人から「イラスト投稿サイトがあるよ」と教えてもらったのが最初だったと思います。それ以前は、今はもう閉鎖してしまったイラスト掲示板をよく利用していて。pixivに投稿をはじめた頃は、お絵描き掲示板でイラストを描き、そのイラストをpixivにも投稿する保管庫的な使い方をしていました。そのころはイラストソフトを持っていなかったんですよ。
その後「SAI」に出会い、ずっと愛用しています。当時、あの値段で購入できるイラストソフトはなかったので感激したのを覚えています。今でもイラストはほとんど「SAI」で描いているんですよ。「CLIP STUDIO PAINT」も気にはなっているのですが、時間が取れずまだきちんと触れていないんですよね。機能も描き心地もよさそうなので、はやく仲良くなりたいです。
その後「SAI」に出会い、ずっと愛用しています。当時、あの値段で購入できるイラストソフトはなかったので感激したのを覚えています。今でもイラストはほとんど「SAI」で描いているんですよ。「CLIP STUDIO PAINT」も気にはなっているのですが、時間が取れずまだきちんと触れていないんですよね。機能も描き心地もよさそうなので、はやく仲良くなりたいです。
――pixivに作品を投稿するようになって、創作活動に変化はありましたか?
やっぱり、たくさんの人に見てもらえるようになったのが一番大きいですね。二次創作も好きでよく描いていましたが、反応がダイレクトに伝わってくるのがうれしかったです。初めての商業イラストも二次創作(初音ミク)だったんですよ。
pixivはたくさんの絵描きさんがそれぞれに異なった使い方をされていると感じます。自分らしい表現ができる一番の場所ではないでしょうか。
pixivはたくさんの絵描きさんがそれぞれに異なった使い方をされていると感じます。自分らしい表現ができる一番の場所ではないでしょうか。

▲U35さんがpixivに投稿した初音ミクのイラスト。
――それでは最後に、クリエイターを目指している読者のみなさんへ、一言お願いします!
みなさん好きで絵を描いていると思います。なので、その“好き”を大事にして描き続けてほしいですね。描いて描いて、そして見てもらう――反応がなくても、結構誰かしら見ていてくれているものです。
好きな気持ちで描き続ければ、きっとその先につながると思います……私もそうでしたから。
好きな気持ちで描き続ければ、きっとその先につながると思います……私もそうでしたから。
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