2年ぶりに漫画を描くまでの間にあった 忘れたくない記憶の話──。【pixivコミック月例賞】4月投稿分結果発表!
2021年4月は大賞1作品と優秀賞が8作品、合計9作品が受賞しました。うつ病漫画家が2年ぶりに漫画を描くまでの話や、月に一度、世界でいちばんきれいになるお姉さんの話など、今月も魅力的な作品が勢揃いです。それではさっそくご覧ください!
大賞
作品名:売れっ子漫画家×うつ病漫画家
作家名:溺 英恵
講評:うつ病漫画家の2年ぶりの作品、最初の読者は売れっ子漫画家だった──。ペンを手に取ることすらできなくなった古印葵と、救いの手を差し伸べた望海可純。2人の関係性、リアルな心情描写、繊細な言葉選び、とにかくすべてに引き込まれる話題作です。
優秀賞(8作品)
作品名:華奉公
作家名:日暮ずむ
講評:隣の家のお姉ちゃんは、月に一度、世界でいちばんきれいになる。なぜなら……。奉公に出かける少女の慈愛、屋敷に暮らす旦那さまの不器用ながらもいじらしい心配り。お互いが次第に心を通わせていく様が、優しく、そして儚く描かれています。
作品名:銀貨酩酊
作家名:十元
講評:結婚を認めてもらえない青年が、亡くなった祖母の絵を描き続ける祖父の元を訪ねる。100円を入れるとしゃべる人形と、その声を聞くために硬貨を入れる先生。あたたかみのあるタッチと哀愁を感じるストーリーのコントラストがグッとくる短編2作をどうぞ!
作品名:あがないののろし
作家名:にきち
講評:詐欺師の明智は、ある日、過去の詐欺行為をすべて把握する胡散臭い「天使」に遭遇する。逃げ出した明智の目の前には化けものまで出現し、助けるかわりにと天使の口車に乗ってしまうのだが、その契約の条件とは……!? テンポ良く引きが強いシリーズです!
作品名:コミュ症どうしがエンカウントするとこうなる
作家名:ジョセフ鶴屋
講評:他人とコミュニケーションをとるのが極度に苦手な人同士が出会ってしまったとき、物語がはじま、るのか……? 共通点はあるのに最初の1歩が踏み出せない2人の必死なやりとりにハラハラが止まりません。いつか仲良くなる話が読めますように!
作品名:創造衝動
作家名:けいし
講評:卒業制作のテーマに悩む写真学科生の七草透夏は、雨宿りで偶然に入った電話ボックスに飾られていた絵に衝撃を受け、購入を決意。作者に会いに行くのですが……。マンガ好きな方はもちろん、創作活動をされている方に特に読んでいただきたいシリーズです。
作品名:二重人格ヒロインと主人公の本音
作家名:ふみたん
講評:マンガやゲームの主人公が「二重人格キャラ」と接するとき、どんな思いを抱えているのか。そんな素朴な疑問にスポットを当てたショート作品です。相反する2つの人格に振り回されて困惑しているかと思いきや? 主人公の本音、こっそり覗いてみましょう!
作品名:羽矢子の日々
作家名:後藤羽矢子
講評:幼い頃の思い出や、ふとしたときに思い出す豆知識にまつわるエピソードを描いた実録エッセイマンガ。人物の代理として描かれた猫達のゆるくてユーモアのある表情豊かな姿が愛らしく、ついつい「わかるなぁ」とつぶやきながらサラサラ読めるシリーズです!
作品名:僕たちに残されたたったひとつの本当の道
作家名:よしだ他
講評:モラトリアム部の部員、ニシ君とヒガシ君がくり広げる哲学的な会話。一見すると小難しそうなのですが、よくよく聞いてみると……。少しずつ明らかになる「世界のしくみ」のバカバカしさ、そして、まさかのオチに思わずニヤリとできる巧妙な作品です。
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