【1話試し読み】小説がマンガ原作に! ピクシブ文芸発の初コミカライズ『台所のドラゴン』3/26発売
ピクシブ文芸で投稿された小説を元にコミカライズされたマンガ『台所のドラゴン』の単行本が、2018年3月26日(月)より発売中です。
日記形式のショートショート作品だった原文が漫画に
4月12日 夫の任地に着く。さすがに寒い。夫は到着後すぐに駐在員事務所に出掛ける。私も頑張らなくっちゃ。
4月25日 やっと荷物の片付けが一段落。公営マーケットでの買い物にも少し馴れてきたと思う。
5月2日 今日台所に小さなトカゲがいた。私に気が付くとすぐ隠れた。意外に可愛い。夫は事務所に泊まり。
5月23日 トカゲにエサをやってみる。今日は逃げない。ベーコン半枚ほど食べる。とても可愛い。
縞田理理『台所のドラゴン』
『台所のドラゴン』第1話を試し読み!
■漫画版あらすじ
1980年代、東欧のとある国。 日本人留学生の女性「のの」はある日市場で不思議な卵を見つける。 持ち帰った卵から産まれたのは、変わった声で鳴く小さな生き物。
ひとりと一匹の、ゆるやかな共同生活がはじまります。



















コミック版『台所のドラゴン』第1話はいかがでしたか?
ふとしたきっかけでピクシブ文芸で再発表され、コミカライズに至った本作品。本作品のコミック発売に際して原作の縞田理理さんと、漫画家のみよしふるまちさんにメッセージをいただきました。

縞田理理さん:
これ、本当に大昔に書いたSSなんですよ。ずっとMacの奥底で眠っていたのですが、ふとピクシブ文芸にアップしたことでウン十年ぶりに陽の目を見ることになりました。世の中、何が起きるか分かりませんね~
これはすべてのドラゴン好きさんに捧げる物語です。みよし先生の描かれる「のの」と「トカゲちゃん」が、本当に可愛いのですよ~~。漫画家さんって凄いと思います……! 楽しんで頂けたら私も物語も幸せですv

みよしふるまちさん:
暖かくて優しい、ひとりと一匹の共同生活『台所のドラゴン』は3月26日にコミックス発売。コミックス限定の描き下ろしページも必見です!
『台所のドラゴン』とは
マンガの原作となったのは、縞田理理(しまだ・りり)さんによる小説「台所のドラゴン」。
文芸小説の投稿サイト「ピクシブ文芸」にて発表されたところ、作品がコミックジーン編集部の目にとまり、2017年6月にコミカライズ連載がスタートしました。
本作は、縞田さんの深い「ドラゴン愛」が高じて25年以上前に制作されたもので、「ピクシブ文芸」開始時にふと思い立ち、四半世紀以上の時を経て再投稿されたとのこと。日記形式で非常に短いショートショート作品を、漫画家・みよしふるまち先生が暖かいタッチで描きあげています。