未来のクリエイターへ!吉田誠治が子どもにオススメしたい本
厳しい環境に置かれている日本全国の子どもたちに本を届けることを目的にしたプロジェクト「ブックサンタ」と協力した「pixiv小説子どもチャリティー企画~ブックサンタ2023~」が今年も開催!
クリスマスをテーマにした小説やエッセイを執筆し、参加タグ「ブックサンタ2023」を付けてpixivに小説をご投稿いただくと、投稿された作品数×500円をピクシブ株式会社からNPO法人チャリティーサンタへ寄付するチャリティー企画です。
今年はイラストレーター・吉田誠治さんが本企画のために描きおろしたイラストの複製原画やキャンバスアート、クリスマスカードなどもpixiv公式BOOTHにて販売。売り上げの一部も合わせて寄付いたします。
pixivでの企画に参加していただくのはもちろんありがたいですが、書くのは苦手、でもブックサンタには参加したいという方に向け、イラストを描いてくださった吉田誠治さんに「子どもにオススメしたい本」を教えていただきました。
絵本が大好きで、自身も1000冊以上の絵本を読んで育ったという吉田誠治さん。どれも素敵な本ばかりなので、参考にしてみてくださいね。
『たまごのはなし』
しおたに まみこ/ブロンズ新社

点描で描かれたイラストと独特なリズムの文章が印象的な絵本。主人公のたまごの動作がユーモラスかつシュールで楽しくて、でもどこか哲学的な深みもあって、つい読み進めてしまいます。続編『いちじくのはなし』もオススメです。
『もう ぬげない』
ヨシタケ シンスケ/ブロンズ新社

ヨシタケシンスケさんによる大ヒット絵本。上着がひっかかって脱げなくなってしまった子供が、どうやって生きていこうか悩む、というワンアイデアをひたすら引っ張るところが良い。定番ですが、子どもに大人気の一冊です。
『きょだいな きょだいな』
長谷川摂子(作)、降矢なな(絵)/福音館書店

広い野原に巨大な「何か」が登場し、そのたびに子どもがたくさん集まってそれで遊ぶ、というだけの内容ですが、文章がリズミカルで絵も可愛らしく、次に何が起こるのか予想しながら読むのが楽しい絵本です。同じ作者による『めっきらもっきら どおん どん』も人気。
『ちいさなふたりの いえさがし』
たかお ゆうこ/福音館書店

小さなおじいさんとおばあさんが旅に出て、イチゴやスイカなど色々な果物を試しながら理想の家を探します。その果物ごとに工夫された暮らしぶりが見事で、本当にそんな家に住んでみたい!と盛り上がれる絵本です。
『サンタさんは どうやって えんとつを おりるの?』
マック・バーネット (文)、ジョン・クラッセン (絵)、いちだいづみ (訳)/徳間書店

サンタさんの煙突の降り方は児童書における人気テーマの一つですが、このサンタさんはぺちゃんこになってドアの下を通ったり、水道の蛇口からにゅるっと出てきたりと縦横無尽で思わず笑わされました。子どもに負けない自由な発想がおもしろい一冊です。
『たのしい!かがくのふしぎなぜ?どうして? 1年生』
村山哲哉(監修)/高橋書店

高橋書店の「なぜ?どうして?」シリーズは、誰もが一度は抱く疑問を、分かりやすい図解とともに見開きページだけでシンプルに解説しています。気軽に読めるので子どもに大人気。科学に対する興味を育てたい人にオススメです。
『10分で読める伝記 1年生』
塩谷京子(監修)/学研プラス

野口英世やヘレン・ケラーなど定番の偉人のほか、円谷英二やウォルト・ディズニーなど現代らしい人選が興味をひく伝記もの。学研の「よみとく10分」シリーズは他にも名作や怖い話など様々なジャンルがあり、対象年齢ごとに読みやすい工夫がされているのもポイントです。
『まんが 落語ものがたり事典』
矢野誠一(監修)、勝川克志(まんが)/くもん出版

「寿限無」「芝浜」など41の古典落語をマンガにした一冊。親しみやすいタッチなので、子どもでも気軽に落語に親しめます。352ページという大ボリュームで読み応えたっぷりなところもうれしい。
『小学館の図鑑NEO まどあけずかん きけんせいぶつ』
寺西 晃(画)、高橋 進(画)、北村直子(画)/小学館

図鑑は子どもの頃から大好きでいろいろ買ってもらいましたが、この本はちょっと変わり種。仕掛け窓を使うことで図説がより楽しく、わかりやすく学べるようになっています。どのジャンルを選ぶか悩みますが、ワニやヘビなど危険生物は子どもウケが良くてオススメです。
吉田誠治さん描き下ろしグッズ販売中!

吉田誠治さんが本企画のために描きおろしたグッズはpixiv公式BOOTHにて販売中。
売り上げの一部は寄付され、ブックサンタの運営や実際に子どもたちに贈る本の購入費として使われます。
販売期間は12月31日(日)23:59まで!