生贄の儀式を終わらせる人間と神様の長い旅──。【pixivマンガ月例賞】7月投稿分結果発表!
pixivに投稿されたオリジナルマンガ作品の中から、優れた作品をみなさまにご紹介する「pixivマンガ月例賞」。
大賞受賞作品には、賞金10万円と賞品をプレゼント!
また、タテヨミマンガの中から素晴らしい作品に送る【タテヨミ優秀賞】も紹介いたします!
2024年7月は大賞1作品と優秀賞が7作品、タテヨミ優秀賞が1作品と合計9作品が受賞しました。
生贄の儀式を終わらせる人間と神様の旅路や、港町に伝わる「渚の少女」伝説の話など、今月も魅力的な作品が勢揃いです。
それではさっそくご覧ください!
【大賞】事象祭のカロ/肉のサトーさん
【優秀賞】渚のトラの子 シュトラント/真凛さん
作品名:渚のトラの子 シュトラント
作家名:真凛
講評:ひととき港町の祖母の家で過ごすことになったオオカミの少年・リクロは、ある日、見慣れぬホワイトタイガーの少女・シュトラントと出会います。不思議な雰囲気の彼女は、町に伝わる「渚の少女」伝説そのものらしく──。水面のようにきらきらと輝く、大切な思い出のお話です。
【優秀賞】秋田県の田舎にある町工場の日常/七尾はなおさん
作品名:秋田県の田舎にある町工場の日常
作家名:七尾はなお
講評:春、それは出会いの季節である。田舎の町工場に入社した西明寺まろんが目にしたのは、手際よくタイヤ交換をする先輩たち。さらにすぐ側の田んぼで田起こし作業を行うのは、「フルビット」免許持ちの先輩……!? 秋田あるあるも詰め込まれている、町工場の日常を描いたシリーズです!
【優秀賞】栗子さんの選択/ゆざめさん
作品名:栗子さんの選択
作家名:ゆざめ
講評:全てを受け流して平穏に生きる38歳の栗子。元恋人の頼みで彼の遺子である杏を、自身が管理する下宿に住まわせるが、水道管の破裂をきっかけに杏はしばらく栗子と同居することに。平穏だったはずの栗子の心にさまざまな波が押し寄せて……? 独特の距離感が気になる歳の差百合作品です。
【優秀賞】しろくまさんとマレーさん/チャイさん
作品名:しろくまさんとマレーさん
作家名:チャイ
講評:雪国のしろくまさんと南国のマレーさんのゆるりとした日常。ドリンクバーで失敗したり、本のビニール剥きに奮闘したり、パンケーキにつく「アレ」について迷ってみたり……。誰しもきっと経験したできごとを、柔らかいタッチで描写しています。ゆるいやり取りに癒されること間違なしです!
【優秀賞】かそうの街/朝戸さん
作品名:かそうの街
作家名:朝戸
講評:ある日、棺の中で目覚めた「主人公」。ここはどこなのか、それどころか自分が誰なのかも覚えていない。棺の傍らにいた親友を名乗るルキに、色々と教えてもらおうと思っていた矢先に……? 急展開にハッと驚かされると同時に、猛烈に引き込まれます。テンポのいいギャグにも注目の作品です。
【優秀賞】自称めっちゃオタクのギャル/窓口基さん
作品名:自称めっちゃオタクのギャル
作家名:窓口基
講評:自称オタクのギャル「えっ!? アタシもめっちゃオタクだよ!」。なんて、蓋を開けてみるとその実態は……? 機械修理に神話知識持ち、さらにフィギュア塗装までこなしちゃうディープさ! ガレージに広がる空間には思わず「アメコミで見たことあるやつー!」と叫びたくなります。
【優秀賞】僕らはピアノで繋がっている/maka/西島世那さん
作品名:僕らはピアノで繋がっている
作家名:maka/西島世那
講評:年に1度、ピアノコンクールだけで顔を合わせる月彦と明日菜。受賞者は毎年決まって金賞・明日菜、銀賞・月彦だった。大学受験のため最後となったコンクールで、月彦は自身の葛藤を込めて鍵盤を叩く──。ピアノの演奏が聞こえてくるような、没入感のある作品です。
【タテヨミ優秀賞】ぶりっこアンリ/はいどろ漫画さん
作品名:ぶりっこアンリ
作家名:はいどろ漫画
講評:ぶりっ子肉食系OL・沢田ルナ。女の武器を使い人生を謳歌していた彼女の生活を脅かす新人が入社してきた……! 露骨なぶりっ子・アンリによって幕が上がった波乱の日々。ルナの毎日はどうなってしまうのか……。テンポの良さと表現に笑いありの、体験談をもとに描かれる波乱のエッセイです!