天国への入り口で、面接が行われる──。【pixivマンガ月例賞】11月投稿分結果発表!
pixivに投稿されたオリジナルマンガ作品の中から、優れた作品をみなさまにご紹介する「pixivマンガ月例賞」。
大賞受賞作品には、賞金10万円と賞品をプレゼント!
また、タテヨミマンガの中から素晴らしい作品に送る【タテヨミ優秀賞】も紹介いたします!
2024年11月は大賞1作品と優秀賞が7作品、タテヨミ優秀賞が1作品と合計9作品が受賞しました。天国への入り口でハムスターが面接を受けるお話や、博物館の警備員と恐竜の化石の交流など、今月も魅力的な作品が勢揃いです。
それではさっそくご覧ください!
【大賞】ハムスターと天国の面接/しらほし卯乃さん
作品名:ハムスターと天国の面接
作家名:しらほし卯乃
講評:虹の橋のたもと、天国への入り口で、小さなハムスターが面接を受けます。問われるのは自分の名前や、大切だった飼い主との思い出……。自分の名前を「カワイイ」だと思っている、推定ひまちゃん。ふたつの命の間にあった確かな旅路の記憶が、少し切なくも、優しく心に響く作品です。
【優秀賞】残忍酷薄/叡電コウセイさん
作品名:残忍酷薄
作家名:叡電コウセイ
講評:妹を追いかけていた正太郎は、気がつくと林道に迷い込んでいた。進んだ先、古びたトンネルのそばで出会った老人は質問を避け続け、話をはぐらかしてばかり。老人は一体何者か、そしてトンネルの向こうは。妹の行方は? すべての謎が明かされる後半の急展開と、事件の真相は必見です。
【優秀賞】日記/maxぽんぽん丸さん
作品名:日記
作家名:maxぽんぽん丸
講評:なんてことのない日々の中で、ふとよぎる「どうしようもない思考」たち。そんな日常を、独特な視点で描写するマンガエッセイシリーズ。追い払いたいのに追い払えない、ぐるぐる巡る頭の中の様子に思わず笑ってしまいます。ポップな絵柄がにぎやかで、読んでいて楽しくなる作品です!
【優秀賞】生き残りの恐竜たち/フチカビさん
作品名:生き残りの恐竜たち
作家名:フチカビ
講評:静まり返る閉館後の博物館。警備員の水樹は、誰にも気づかれないよう恐竜の化石を訪ねます。そんな中で囁かれる幽霊の噂に、優しい先輩や不思議な少女との出会い。フルカラーで繊細な描写が物語に説得力を与え、可愛らしくもありながら、壮大さを感じさせる作品です。
【優秀賞】恐怖!ちみヴァンパイア/星苔さん
作品名:恐怖!ちみヴァンパイア
作家名:星苔
講評:ハロウィンの季節、闇夜を羽ばたく黒い影と鋭い牙。家の戸締まりをしておかないと、ヴァンパイアがやって来る!? しかし、ちみヴァンパイアは普通の吸血鬼とはちょっと違うようで……。可愛らしい絵柄と設定に微笑んでしまうこと間違いなし。こんな吸血鬼なら家に来てほしいかも?
【優秀賞】布野くんと美浦くん/はちすさん
作品名:布野くんと美浦くん
作家名:はちす
講評:「その告白、解釈違いです……!」。学校のイケメンをモデルにBL小説を書くことが生きがいな布野くん。そんなある日、憧れの推しから突然呼び出され、まさかの展開に!? 平凡腐男子と美人モデルのすれ違いと駆け引きに、続きが気になって仕方がないシリーズです!
【優秀賞】三者寛容/コニシリュウイチさん
作品名:三者寛容
作家名:コニシリュウイチ
講評:黒瀬と堀西と中村、3人は友だち同士でありながら、いつもお互いの発言に引っ掛かり、ツッコミあって毎日を送っていた……。3人の関西弁のやりとりのテンポがよく、軽快に読み進められます。進学などを経て世界が開けていく様子も楽しめるシリーズ作品です! ぜひ通してお楽しみください。
【優秀賞】もしも悪の幹部がライバルヒーローを神推しするガチオタだったら/ざっくりサトちゃんさん
作品名:もしも悪の幹部がライバルヒーローを神推しするガチオタだったら
作家名:ざっくりサトちゃん
講評:暗黒流星軍に街は襲われていた! 幹部・ナガトの前に立ち塞がり、人々を救うために現れた新人ヒーロー・セブンス。ふたりは壮絶な戦いを始める……かと思ったら? 画力抜群の画面の中に、キャラクターデザインや構図のセンスが光ります。短編ながら世界観に一気に引き込まれる作品です!
【タテヨミ優秀賞】宇宙に行かなくても/及川のいさん
作品名:宇宙に行かなくても
作家名:及川のい
講評:残業で疲れ切った心身を癒すのは、無重力体験装置での束の間の宇宙遊泳……。施設管理の職員との帰り道、夜空を見上げて本物の星を眺めながら、他愛ない会話が続く。ままならない日々の中で、それでも大切にしたいことはなんだったのでしょう。少し不思議で、少し前向きになれる作品です。
受賞者のみなさま、おめでとうございました!