喫煙所から始まるボーイミーツガール。【pixivマンガ月例賞】5月投稿分結果発表！

pixivに投稿されたオリジナルマンガ作品の中から、優れた作品をみなさまにご紹介する「pixivマンガ月例賞」。

大賞受賞作品には、賞金10万円と賞品をプレゼント！

また、タテヨミマンガの中から素晴らしい作品に送る【タテヨミ優秀賞】も紹介いたします！

2024年5月は大賞1作品と優秀賞が8作品、タテヨミ優秀賞が1作品と合計10作品が受賞しました。

海外育ちの青年の葛藤と出会いの話や、気付かないうちに沼にハマっていたゲーム配信者の物語など、今月も魅力的な作品が勢揃いです。

それではさっそくご覧ください！

作品名：夕呉とサウダージ
作家名：澤島ヨウ

講評：慕っていた祖父の葬儀で、作法がわからず固まってしまう海外育ちの慶。文化の違いや周囲からの心無い言葉に、やり場のない感情を抱えた彼は、大学の喫煙所でイリスと出会います。喫煙所から始まるボーイミーツガール──。繊細な感情表現から目が離せません。

作品名：沼！
作家名：ばけ

講評：主人公・ぱるがゲーム配信者同士のオフ会で出会ったのは、女性リスナーを沼らせると話題の配信者・やぎぬまだった。「顔だけのやつが一番ウゼェ〜」と思っていたぱるは、彼が自身のファンであることを知り利用するつもりで近づくが……!?　やぎぬま君の沼らせ力、侮るなかれ！

作品名：枯れない愛は宙を舞う
作家名： ますだみく

講評：「サボテンの花言葉知ってる？」。優里の質問を「知らないよそんなの」と一蹴する彼。その言葉に「あの人」とは違うと安堵するが、ある日帰宅すると彼から意外な言葉をかけられ──。思い出の中で生きる「あの人」と、知らないフリをしている彼。優里はどのような選択を下すのでしょうか。

作品名：俺の味だ！
作家名：ご味(たまgm)

講評：考えすぎな性格が災いして、買い物すらできない引きこもりになってしまった町田つばさ。自身の情けなさを嘆いていた彼は、気がつくと「引きこもりになっていない町田つばさ」が存在するパラレルワールドに移動していた。「選んだ俺」と「選ばなかった俺」、ふたつの世界線が交差します。

作品名：宮流くんの髪はきれい

作家名：古西

講評：前の席に座る宮流くんは、町の神社の跡取り息子。その長くて綺麗な黒髪に憧れていた迎野は、ひょんなことから彼のヘアアレンジをさせてもらえることになり、次第に彼自身にも興味を持ち始めます。しかし、宮流神社にはなにやら黒い噂があるようで……。予想外の展開に目が離せない作品です！

作品名：純白の部屋のシドー
作家名：森芝　線

講評：受験生・陸を純白の部屋で出迎えた管理人・シドーの話によると、どうやら陸は死んだらしい。混乱する陸にシドーは、1日だけ生き返ることができると説明する。最期の1日を送る決意をした陸は、大学受験当日の朝に目を覚まし──。読了後、最初から読み直したくなる仕掛けにドキリとするお話です。

作品名：怖い犬？と出会うお話
作家名：こみひかるこ

講評：お昼寝中に突然聞こえた大きな吠え声。他の子がいうには「怖い顔で大きくて目が鋭い犬がいる」とのこと。興味を持った主人公は一体どんな犬なのかと探しにいくのですが、そこにいたのは凛々しくて、でもちょっとだけ寂しそうな大型犬でした。小型犬の視点で描かれた穏やかで可愛い世界観に癒されます！

作品名：朝起きたら額が10000lmの光を発していた。

作家名：軍鶏左衛門

講評：明るい女子高生・晃。明るい毎日に明るい友達、足りないのは運命の人くらい！　そんな彼女の額は、朝起きたら突然10000lm（！）に発光していた。あまりのまぶしさで教室にも居づらく、屋上で昼食を食べることにしたのですが……。彼女に10000lm以上の明るい未来が訪れますように！

作品名：タコで、ごめんね。

作家名：清水幸詩郎

作品名：一本の長い線
作家名：nom

講評：くだらない毎日を生きる中で、たまに訪れる「見える日」。うるさくて邪魔な世界をイヤホンで遮断したのに、彼女は無邪気にその世界を破ってくる。少女ふたりが揺られる電車は、一体どこへ向かうのだろう。タテヨミマンガの特徴を生かした、印象的なコマ割りにも注目です。