浮世絵から現代のイラストレーターまでを貫く感性とは?NaBaBaが目指した「令和の浮世絵」【令和妙心寺六景】

妙心寺にまつわる6つのモチーフを6人のクリエイターが描く本企画にて、「七堂伽藍」のテーマを担当するNaBaBaさんに制作エピソードをお聞きしました。
自分の作家性を出して取り組めるクライアントワークはありがたい
── 本日はインタビューよろしくお願いします。まず最初に今回の「令和妙心寺六景」のお話を聞いてどういった印象をもちましたか?

── 最初にご相談させていただいたときに、何か和風のコンテンツを考えていたというお話しを聞きました。

取材で得られる膨大な情報を作品にフィードバック
── 今回の企画では京都の妙心寺で現地見学をしながら構想を練っていただきました。取材の印象やエピソードを教えてください。







── お話を聞いていると取材旅行を設定できてよかったです。

オーダーに応えるため試行錯誤の上、生みだした制作手法
── 今回のNaBaBaさんのお題は「七堂伽藍」です。このテーマについての印象を教えてください。



── この魚眼パースについて「後悔した」とただならぬお言葉がありましたが、どのような苦労があったのでしょうか。






まず、Googleマップの航空写真を下敷きにして、3Dソフトで敷地の上に建物を配置し、だいたいの図面を起こしました。建物の高さは人間の身長と対比させて何人分だから何メートルだな、という具合で……。
── お聞きしているとこの時点で非常に特殊な作り方をされているようですが……。




NaBaBaさんが目指した「令和の浮世絵」
── コンセプトの「令和の浮世絵」に至った経緯をお教えください。

── “令和の”という部分については?

── どのようなアプローチを取られたのでしょうか?

── どのような作家なのでしょうか。



イラストに込められた様々な意味を見出す

── イラストには多くの登場人物が存在し、同時に多くのテーマを内包していると感じています。見所を教えてください。

これは浮世絵を総ざらいしていて感じた日本人の一貫した、水たまりに映る景色といった「映り好き」を踏襲する狙いもあるのですが、それ以上に“雨上がり”という軸を設けることで、一見バラバラな登場人物達を包み込み、絵全体を貫く物語が描けるのではと考えました。


ただ、私のイラストレーター、というよりも作家としてのエゴ、使命感としてはこれらを分裂したままにはしたくない。鬱屈したリアルから目を背けず、それでもなお前向きに生きていく勇気と決意を伝えたい。


── 最後に「令和妙心寺六景」に興味をもってくれた人にメッセージをお願いします。

京都・妙心寺 にて「令和妙心寺六景」開催中

妙心寺にまつわる6つのモチーフを、6人のクリエイターが描く「令和妙心寺六景」が2022年11月23日より開催!
紅葉彩る秋、京都・妙心寺 退蔵院でお待ちしています!