春を待つ、冬のお姫様の物語。【pixivミライのタテヨミマンガ大賞】2024年後期投稿分 結果発表！

「pixivミライのタテヨミマンガ大賞」は、タテヨミマンガのミライを切り開くオリジナルタテヨミ作品を、pixivタテヨミマンガチームがピックアップして表彰する企画です！

2024年後期は、大賞1作品、優秀賞2作品、入賞5作品の計8作品が受賞となりました。

今、pixivで一番注目のタテヨミマンガ作品をお見逃しなく！

作品名：冬の終わり物語
作家名：ゲッペイ

講評：王国に冬が来た。冬の人であるウィンターホワイト姫は、冬が嫌いではなかった。けれど、春の人であるお妃様は、弟の王子を出産して以来伏せている。姫は春一番を届けて母を見舞うが、母の健康は回復せず……。

姫の不安や喜びが、季節の情景と共に感じられるすばらしい作品です。

作品名：あさがくるまで
作家名：霜月

講評：ローガンは毎晩同じ夢を見る。それはもう一人の“僕”が現れる夢。亡くなった双子の弟のことが忘れられないまま、目覚めれば過酷な孤児の暮らしが始まる。残酷な現実の果てに待つ結末とは……？

タテヨミならではのコマ割りが夢と現実の境界を曖昧にし、さまざまな解釈へと誘う作品です。

作品名：メンブレバンギャ　メイコ
作家名：ブルーザキヤマ

講評：残業続きでお疲れの会社員・綿樽迷子（めんたるメイコ）。SNSの通知を開くと、推しバンドのツアー開催のお知らせが！　って、平日かよ！　終わった……いや、なんとしてでも有給申請を通すしかない！　メイコの戦いが今、始まる！

キャラの個性が際立つ、クセになる作風をお楽しみください！

作品名：葉記花紀(ハキカキ)　
作家名：こたおん

講評：これは神と邪なるものが地上にいた頃のお話。花導師のショーリと葉術師のルコは、近頃様子のおかしい神様を見てきてほしいと村長に頼まれる。説明も聞かずに飛び出したふたりを待ち受けている旅とは一体!?

可愛らしいキャラや設定が魅力的なシリーズです。1話からどうぞ！

作品名：ロマンスファンタジーではございません
作家名：mm

講評：ある部屋で目覚めた少女。鏡だらけの洋室、謎の小瓶、水色のワンピース、そしてこの顔は……『不思議の国のアリス』の世界に転生した!?　そう、ここから壮大な異世界転生の物語が幕を……って、勝手に始めるなナレーション！　意表を突く展開にやられます。ぜひ一読してお確かめください！

作品名：宇宙に行かなくても
作家名：及川のい

講評：日々の仕事に疲れ、足を運んだのは宇宙体験施設だった。いつの間にか眠った俺が目を覚ますと、そこはいつもの地上。人は宇宙なんか目指さなければ、ストレスも溜めずに生きていけるのに……。私たちは技術の進歩とともにどこに向かうのだろう？

情感のあふれる絵と語りが素敵な作品です。

作品名：あいさがし
作家名：はふまう

講評：目覚めた少年の視界に広がるのは闇の世界。隣りには、びぃと名乗る顔のない「見張り役」。ここは一体……？　びぃによると、ここには「動いて話す子」がたくさんいるという。気づけば無数の「眼」がこちらを見ている。

台詞の一つ一つ、白と黒の画作りに、深く引き込まれる一作です。

作品名：ハッピーシュート！
作家名：とりから

講評：ある日、タマはカプセルトイに夢中な美少女と出会う。狙っている品はなかなか出ず、ネットでの購入を提案するも、「それだとハッピーシュートが出ない」という。ハッピーシュートって何？　この美少女の正体とは!?