応募数は歴代最高の1,100件!pixiv高校生イラコン2021結果発表
優秀賞
入賞
夢の帰り道 by らず
屋根裏の発表会 by あかぎ
鹿鳴 by 遺灰
踊 by こふろ
starting here by 凰ライ
朝焼けに舞う by miluha
デビュー by 適当緑
雨上がりのタップダンス by ハジッコネコ
ステージ裏の誓い by あの日のサカノスケ
merry painful death for us by 黑貓頭
雨の中で by なわせつつ
Shall we dance? by 山菜
ドーム帰り by 森小子
夜の公演 by 低糖質
眩耀 by いたがく
ねこふんじゃった by KUROBEKO
憧れ by しかこ
踊 by 雀白なずな
魂踊る -こころおどる- by 橘シキ
魔法は解けない by kiki
🌟 by ゆきうさぎ
貴方を見ていると心が踊るの。けれどそれと同時に切なさが溢れていく
by lulu
返り咲きの梅 by 雅。
DANCE by ゆーむぎ
であい by ZEN
サクラサク by ききのき
とんで、謳えば by ぬむへ
花の天使 by 日
メイドのダンス by チョコトロフィー
「bright」 by スカイん
台風の目 by Puku
広葉ノ花簪 by 赤松悠里
見えなくても音で心は踊る by 彩莉わらび
社交ダンス by 祝く月
Neo・Bon dance by らの
花形 by 森小子
まほろば by Temus
手の舞 by んのめ
ここから by 佐久
teatime by 纓瀬
full moon by ねおん*
魅せる by ひつじマン
踊らないで by Kjito
ニルヴァーナ by 凍え
海のプリマバレリーナ by ユカシ
笑顔が好き by 雨美あかね
踏み外せば終わってしまう by faPka
机の上で by ANCHOBI
berries by ふじしろ1
視線 by 石田
愛 by なわせつつ
この一瞬 by ゆきうさぎ
飛躍 by 米木
前途踊々、幼から蛹 by 格子城_
今日も明日も踊り踊らされ by ムスビ
踊り子 by 砂唐シオ
烏の舞 by saba-kann
何してんの? by めんだこ
舞踏会に憧れて by 銀鏡 姫美
君が笑顔で踊ってくれるなら、 by ティーカ
その目に焼きつけてやんのよ by いたがく
暁まで by かの湯
Isolation ~ 隔離 by 雨美あかね
ちょうちょも踊るよ by じゃんぴい
筆が by ゆずぽんず
風の凪ぐ街で踊る by 杉本春
僕たちはハコニワで踊らされていた?! by みひろ
窓辺の舞踏会 by 峻
てのひらで、 by 倉隠
「踊るように歩くのがコツさ!」 by さりゅー
パレードが来る by gaku
今のうちに by はる
かきねを超えて by なーや
明けないでこのまま by KUROBEKO
fleeting.. by 瀬
自由で誇り高き、 by nanana14
Melody by 余渡
海鳥とダンス by さとさと
邂逅 by うにざとう。
てあそび by 茄子わらび
DANSANT! by 山葵
本コンテストの総評

絵づくりの幅が思ったよりも少なかったのは残念でした。おそらくこれがpixivコンテストであるというのも一因だと思いますが、もっと多様性があったらよかったな!…と感じました。高校生のみなさんには、ぜひ自分にしか描けないものを見つけてほしいです。そんな僕も一昔前まで「自分の絵」なんてわからずに、評価されやすい絵ばかり描こうとしてたんですが、きっと最初は誰でもそうです。今の時代、世界中のイラスト作品から刺激をもらうことができます。いろんなものに触れて、自分の好きなものを見つけるのが第一歩です。好きという感覚の中に、自分が描きたいものが隠れてるはずです。そうすればきっと、いずれ自分らしい「絵づくり」が見つかります。いわゆる画力の高い絵、上手に描くことだけがみんなのゴールではありません。イラストの魅力は画力だけでは語れません。アイデア、構図、デザイン、配色、物語性、そしてその人にしか描けない独自性といった「絵づくり」の要素はたくさんあります。単純にうまく描こうとするのではなく、どんな絵作りで自分らしいイラストをつくるかという視点を持ってもらえると嬉しいですね。

全作品を目に通してみると、アイディアが光っている人も多かったですね。アイディア自体は素晴らしいのに、いまいち自分に自信を持ちきれずに、ここから繰り出せていないんだろうなっていうものが多かったんです。そういう人たちに言いたいのは、人と違うところを誇りに持ってほしいということです。普段の生活では、変わっているところを否定されることも多いと思いますが、今は人とは違うことが価値になってきています。その価値を自分でも認識して、自分のアイディアは素晴らしいんだと、ちゃんと信じてあげることは作品のクオリティに落とし込めると思います。「これ描いたらちょっと笑われるかな」って自分で思ったとしても、人との違いに自信を持つことで、もっといいものが作れるようになるんじゃないかなって思うような人がたくさんいました。

私は何年か審査員をやらせて頂いていますが、技術力はとても上がっていると実感します。どういったものが技術が高くてどういったものに好感が持たれるのか、分析力はめちゃくちゃ高い。分析っていうのはすごく大事なので若いのにすごいなと思います。
反面、去年よりも絵柄の幅が半分ぐらいに減った印象です。それがどうって言うわけではなく、「この光。構図はいいだろう」とか「このポーズは正確だろう」とか、しごく客観的に絵を描いているように見えたんですよね。もうちょっと絵のお題に対して主観的な絵もあるかと期待していました。主観的な絵というのは、例えば、踊りに対する自分のイメージや体のしなやかさといった感覚的な内容ですね。
「踊りって何だろう」って考えた時に、人が踊っているポーズを客観的に見て絵を描くことと、自分で体を動かして踊りを認識して絵を描くことは違うと思うんです。自分で感じている感覚を絵にすると、体の形やポーズは全員違うと思うんですよ。でも今回はみんなバレリーナみたいなのになっちゃってるんですよね。それって見た感覚で、感じた感覚ではないんですよね。みんなもっと違っていいのになあとは思いました。綺麗だけど自分のものにしているなという絵が少ないなという印象を受けたのはお題の噛み砕き方によるものだと思います。技術力はプロ顔負けの人が多いので、自分の絵に落とし込む訓練をしてもいいかもしれません。

みんな嫌われたくないんだなっていう感じがすごくありましたね。嫌われる勇気を持って、自分の好きなものを、人に嫌われてもいいから描けるくらいの大胆さがあってもいいのかもしれません。
去年の大賞を取った石田さんも「このコンテストでは美少女を題材にした作品しか選ばれないのかなと思っていました」とコメントしていましたが、男の子を描いて大賞を取っています。確かに、実際にはかわいい女の子のイラストの方がウケたり数字は取れたりするかもしれません。でも、それよりもっと大事なものがあります。自分の好きなものがちゃんとあって、それを表現できると、その表現がもっと魅力的なものになると思うんですよね。
ついついウケや流行りを追っかけちゃうこともあると思いますが、最終的に一番人気が出るクリエイターは自分で流行を作っていく人です。それを掘り出すのがコンテストなので、恥ずかしがらずに自分をの好きなものをどんどん出していけると、絵がもっと良くなります。意識していろんなものに触れて、自分の好きなものをより掘り下げていく努力もできるといいかなと思います。
最後に:pixiv高校生イラコン運営より
受賞人数一覧
・最優秀賞 1名
・イラストレーター審査員賞 4名
・企業賞 8名
・優秀賞 20名
・入賞 81名
・佳作 540名
・参加賞 427名
・総勢1,081名
改めまして、沢山のご参加有難うございました。
pixiv高校生イラコンは、2022年も開催を予定しています。
今回惜しくも受賞を逃した方や、来年から参加出来るという方、pixiv高校生イラコンはイラストレーターを志す全ての人を応援しています。またの挑戦をお待ちしています!