これはもう紙そのもの!? ワコム最新クリエイティブタブレットを体験!朝日川日和さんメイキング&インタビュー
褒められると調子に乗るタイプなんです(笑)

──朝日川さんがイラストを描くようになったのはいつ頃からですか?
またタイミングよく、雑誌に投稿したイラストが褒められたこともあり、「絵を描く仕事がしたいなぁ」って思っちゃったんですよね。ちょっと調子に乗っちゃったんです(笑)。そこからずっと絵を描くことを中心に、部活や進路を決めていって今に至るという感じです。
pixivのページにアップされている、一番古いオリジナルの投稿作品。塗りのタッチが最近の作風とは違った印象を受けます。
アナログとデジタル、両方を使うことで得られるメリット
今思うと、アナログもデジタルも使っていたのはいい経験だったと思います。アナログをやっていなければデジタルの利便性には気づけませんでしたから。塗りつぶしツールを最初試したときは感動しましたもん(笑)。
──お絵描きソフトはなにを使っていたのですか?
──今はどんなペンタブレットを使っていますか?

なんでも描ける幅広さは、自分の「好き」を表現するために
私は旅行が好きなので、訪れた先で描きたい建物や風景をとにかく写真に撮っておくんです。「この風景にこんな女の子がいたらいいな」とか思いながら街中を歩いたりしています。
あと、ファンタジー系の作品が好きでたくさん描いてきましたが、イメージを膨らませるためにケルト系の音楽を聴くことも多いです。ゲームの音楽がケルト系だったりすると、ゲームはもちろんサントラにも手を出してしまうくらい好きです。
こういった考え方なので、今描いている児童書のイラストはもちろん、ライトノベルのイラストやゲームのキャラクターデザイン、イラストに関わることならなんでもやりたいです。おかげさまでご当地キャラクターのキャラクターデザインのお仕事もいくつかいただいていますが、イラストで人を楽しませる、なにか役に立てるというのはとてもうれしいことだと改めて感じています。いつかは地元の香川県綾川町にイラストで恩返しができる作家になりたいですね。
もともとアナログで描いていたので、液晶ペンタブレットはどうしても、液晶画面の厚みでペン先とポインタが離れている感じが気になっていて敬遠していたのですが、「Wacom MobileStudio Pro 16」はペン先と画面の視差がほとんどなくて驚きました。スケッチブック感覚で描けますね。

視差が少ないため非常に描きやすいとのことでした。たしかに写真でも従来の製品とは違うように見えます。
──そのほか気に入った点はありますか?
あと、煮詰まったときによく近くの公園に出かけてアイデアスケッチをするのですが、私は筆圧がものすごく強くてクロッキー帳にも下敷きが必須なんです……でも、これなら気にせずに紙と同じ感覚で描けるので、持って出かけたら仕事がはかどりそうです。
それに、このサイズ感なら机にも置きやすいですよね。16インチでも十分持ち運びできそうなサイズですが、さらに小さな「Wacom MobileStudio Pro 13」ならカバンを選ばずに入りそう。液晶ペンタブレットって大きいイメージがあったのですが、この大きさなら大丈夫って人は多いと思います。私もこの大きさなら……(笑)。

サイズ感も気に入っていただけた様子。大きすぎず小さすぎずという絶妙のバランスです。
──ズバリ! 欲しいですか?
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