投稿が多かった作品タグは? 海外で人気だったのは? pixivの2021年を振り返る【イラスト・マンガ】
2021年も残すところわずか。今年も多くのユーザーの皆様にpixivをご利用いただき、ありがとうございました。
2022年を迎える前に、2021年はどんな1年間だったのか、投稿が多かった作品や、海外ユーザーに人気の作品など、pixivのイラストやマンガついて振り返ります。
投稿が多かった作品タグは?
イラスト・マンガ・うごイラの投稿で、作品名のタグがつけられた投稿数を見ると、下記のようなランキングになりました。
女性は、人気ジャンプ作品で、マンガ、アニメ、映画それぞれでの反響も大きい『鬼滅の刃』『呪術廻戦』がツートップに。
男性トップは『ホロライブ』。「バーチャルYouTuber」「Vtuber」のタグがつけられた投稿も多く、Vtuberジャンルの人気が際立っています。2位には『東方』、3位には『ウマ娘プリティーダービー』が続いています。
2021年の投稿作品のうち、作品数が多いタグから「オリジナル」「漫画」などを除いたランキングです。2021年12月22日現在のデータを使用しています。
2021年 男性ユーザーの投稿数ランキング(イラスト・マンガ・うごイラ)
1 ホロライブ
2 東方
3 ウマ娘プリティーダービー
4 原神
5 ポケモン
男性の4位、女性の3位には中国発のオープンワールド型RPG『原神』がランクイン。男女共に根強い『原神』人気が伺えます。
ポケモンも男女共に5位にランクイン。今年の11月には『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のリメイクにあたる『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』が発売され、登場人物のシロナが再び話題になりました。来年の1月には新作『Pokémon LEGENDS アルセウス』の発売も控えています。
昨年に引き続きコロナ禍の影響を受け、外出を控える人も多かったであろう今年は、記念日や季節イベントに合わせて作品を投稿する人も多かったようです。
pixivのマンガチームに所属する岡田は、「以前から人気はありますが、バレンタイン・デイなど、記念日の投稿がより増えたように感じています。リアルでのイベントがしづらかった分、投稿でいっしょにイベントを楽しみたい人が多かったのかもしれません」と語ります。
海外で人気だった作品は?
9月に14周年を迎えたpixivですが、国内外のユーザーにご利用いただき、2021年7月の時点で、アクティブユーザーの半数と投稿作品の約3割が海外からとなりました。

2021年8月の時点での、各地域の人気検索タグをまとめると、『原神』『ホロライブ』『アズールレーン』『ウマ娘プリティダービー』などが目立ちます。中国発のオンラインゲーム『原神』では、海外ユーザーの投稿も盛んなようです。

他にも、繁体字では、女性向け恋愛ゲーム『恋とプロデューサー〜EVOL×LOVE〜』、韓国語では、美少女×戦略RPGゲーム『ラストオリジン』などのタイトルにも人気が集まっているようです。
今年リリースされた新機能・マンガのシリーズウォッチ&新マンガビューアー
2021年には新機能として、モバイル・デスクトップ版pixivでマンガのシリーズウォッチ機能をリリース。ウォッチリストに追加したシリーズ作品が更新されると通知がくる通知機能もリリースされ、好きな作品の更新を追いかけやすくなりました。
また現在、マンガの新ビューアーが順次リリースされていっていますので、ぜひご活用ください。デスクトップ版では、マンガの見開き(横読み)表示ができるようになり、見開き前提で描かれたマンガ作品をより魅力的に読むことができます。
月ノ美兎さんも参加! 盛況だったpixiv学生マンガデイ
夏にオンラインで開催された、学生向けのマンガのお祭り「pixiv学生マンガデイ」。
ネーム講座や、漫画家と編集者の打ち合わせの場をモニタリングするなど、充実のプログラムの生放送には、月ノ美兎さん、漫画家のTNSKさん、声優の前田佳織里さんらにご参加いただきました。
学生さんやはじめてマンガを投稿する人を応援できる企画を来年も行っていきます。
単行本化や雑誌掲載も! イラスト・マンガで50以上のコンテストを開催
今年開催したイラストやマンガのコンテストは50以上にのぼります。投稿応援として、月ごとにお題が変わるスキイチpixivや、月刊マンガチャレンジなども毎月開催いたしました。
イラストコンテストでは、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開を記念した『エヴァンゲリオン』バトルイラストコンテストや、5,000作品以上の投稿があった「hololive English Art Battle」などが盛況でした。
「日常」を題材としたマンガを募集した「第2回とある日常マンガ賞」には500作以上の応募がありました。大賞作品はピクシブエッセイで連載、単行本になります。
その他にも、「朝日ホラーコミック大賞<マンガ>」や「pixiv学生マンガ賞」など受賞作が雑誌に掲載されたり、担当編集がついたり、デビューにつながるマンガコンテストも多数開催しました。
来年の注目コンテンツは?
pixivでデータ分析を行なう山田と、マンガチームの岡田に、来年に向けて注目しているコンテンツを聞いてみました。
山田:『チェンソーマン』のTVアニメの放映や、第2部の連載がはじまる予定なので、その盛り上がりに期待しています。また、ラプラス・ダークネスさんや沙花叉クロヱさんなど、11月にデビューしたホロライブ6期生はpixivの検索ランキングに入るなど盛り上がっていますし、今後に注目していますね。
岡田:『ブルーアーカイブ』、『原神』、『魔道祖师』など、海外発のコンテンツで盛り上がっているものが増えてきている気がするので、来年も、海外発のヒットコンテンツが生まれるのか、注目しています。
2022年はどんなヒットコンテンツが生まれるのか、どんな創作が盛り上がるのか、今から楽しみですね!
pixiv小説の2021年振り返りの記事も公開されています。小説投稿について、男女別で2021年の上半期・下半期の投稿を分析するなど、ここだけの情報も載っていますので、こちらもぜひご覧ください。
「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」べく精進していきますので、2022年もpixivをお楽しみください。
2021年 女性ユーザーの投稿数ランキング(イラスト・マンガ・うごイラ)
1 鬼滅の刃
2 呪術廻戦
3 原神
4 ツイステ
5 ポケモン