「VTuberしぐれういはひとつの作品」 イラストレーターしぐれういによる個展「雨を手繰る」解説ロングインタビュー

VTuberデビュー5周年を記念する「SHIGURE UI 5th Anniversary Project」の一環で、約4年ぶりの個展です。展示のための描き下ろしイラストに加え、2D・3D技術を活用した映像や人気クリエイターとのコラボ作品、傘をモチーフにした会場装飾など、見どころが満載です。
できたてほやほやの会場を見終えたばかりのしぐれういさんに、感想や個展のコンセプトをたっぷりお聞きしました! 会場写真も盛りだくさんでお届けします。
VTuberしぐれういをイラストレーターしぐれういの作品として見せる
── 完成した会場をご覧いただいた直後ですが、いかがでしたか?

1年以上前から展示の構成をデザイナーさんと話し合っていたのですが、できあがったものを実際に見たら、もうとんでもないなって(笑)。たくさんの人に関わってもらって、素晴らしい空間に仕上げていただいて、私ひとりの力じゃとてもできなかったなと思いました。

── 展示物については後ほど掘り下げていくとして、個展開催の経緯について教えてください。

今年がVTuberとして5周年で、記念になにか大きいことをやりたいとずっと思っていました。前回の個展から4年経っているので、そろそろまた個展をやりたいとも去年ぐらいから思っていまして、だったら、個展とVTuberイベントを同時にして、イラストレーターとVTuber、それぞれのしぐれういの大切な年にしようと決めて、「個展やりたいです」とお話しした次第です。
── 「5周年だから個展やりましょう!」と言われたわけではなく、あくまでご本人発信だったのですね。

自分で自分の首を絞めてますよね。個展もライブもCDも画集も全部一気にやったら面白くない? みたいなノリで走り出しちゃったので、発表したときが一番楽しかったです(笑)。


会場入り口では高さ1メートルを超える立体フィギュアがお出迎え。しぐれさんからの挨拶文も。
── 個展の準備は、デザイナーの青木さんと二人三脚で進められたと聞いています。しぐれさんからは最初にどんなイメージを伝えましたか?

イラストレーターとVTuberの棲み分けじゃないですけども、「VTuberしぐれういは、イラストレーターしぐれういのひとつの作品だと言い切りたい」「でも、両方とも大事だから、どちらかに重きを置きたくない」と最初に相談しました。「それならVTuberとイラストレーター、ふたつをエリアとしてしっかり分けて、シンメトリーに同じ数だけ作品を並べましょう」と青木さんからご提案いただいて、それがしっくりきて。構成を考えるのはすごく楽しかったです。それから、「VTuberとイラストレーター、そのふたつが交差する瞬間もあるよね」と、真ん中のエリアでイラストレーターサイドとVTuberサイドの世界を窓から覗き見る感じになっていきました。

イラストレーターサイドの展示
── コンセプトに沿った空間ができあがっていったと。

レイアウト図でも絶対に良くなるのはわかってたんですけど、でも200%を超えて、私が言いたいことだらけの個展会場になって本当に嬉しいです。今回の個展、生涯悔いなしです。

壁には線画のプリントが。青い照明が印象的です。
── 関わってこられた全ての人が今報われたと思います(笑)。VTuberしぐれういは、ひとつの「フィクション」だよ、というのをはっきり出したかったんですね。

やっぱり本職はイラストレーターで、自分の創作物で楽しんでほしい気持ちが強いんです。VTuberは生きているので、配信者のネガティブな感情が伝わってしまう瞬間もあると思うのですが、私自身はあまりそういうふうにはしたくなくて、「VTuberしぐれういは、イラストレーターしぐれういが作ったキャラクターだよ、だから安心してエンタメとして楽しんでね」と伝えたかった。

── それで両者を分けたいと思ったんですね。実際にできあがったものを見て、特にグッときたところはありますか?

全部なんですけど、傘下の空間がVTuberサイドとイラストレーターサイドの境で、ふたつがちょうど混じり合ったような世界観がうまいこと演出されていて嬉しかったですね。音楽もそれぞれのサイドで別のものが流れていて、真ん中で聞くとちょうど重なって、また違う曲に聞こえるというのを、音楽を担当いただいたハムさんがやってくれて、面白いなって。


巨大な傘の下にあるのは、見る角度によって絵柄が変わるレンチキュラーと映像展示。
── 展示点数は絞った印象ですが、飾るイラストはどうやって決めたんですか。

4年前の個展でそれまでのオリジナルイラストは展示しちゃっているので、極力新規絵でいきたいなと思った限界が今回です(笑)。VTuberのイラストがたくさんあるので、それを飾ることもできたんですが、やっぱり1枚1枚を大切に見ていただきたい気持ちと、個展会場全部でひとつの作品として見てほしかったので、全体の空気感を第一優先にして今の形に収まりました。

データでも絵は見られるから、その場でしか見えない景色を
── 等身大パネルで吊り下げられた「SHIGURE GIRLS」やイラストレーターサイドのイラスト、見る角度でイラストが変わる傘下のレンチキュラーなど、描き下ろしも多いですね。

そこは頑張りたかったので! 本当はもうちょっと描きたかったんですが、私にしては珍しく短期間でいっぱい描きました。人と一緒にものを作るのが好きで、お仕事を頼まれると絶対やりたくなっちゃうので、この4年間はずっと人のために絵を描いてきたんですよ。だから、オリジナルイラストは個展のために描き下ろしたものが多いですね。
── 展示イラストはオーロラでキラキラしていたり、一部がニス加工されていたり、一枚ずつイラストに合わせた仕様になっています。なかでも、特にうまくいった! と思ったものは?

全部いいなって思っているんですけど、黒い背景にお花があるイラストは、オーロラで印刷すると聞いていて、どんな感じになるのかなと思っていたら、いい感じにお花に透明感が出ていて、嬉しかったです。

背景の花は白で描かれており、紫がかって見えるのは、オーロラと会場の照明によるもの。上品なきらめきをぜひ会場でご覧ください。

あとはイラストレーターサイドのカーブ壁にある画集の絵ですね。雨の水滴部分がニスっぽくなっているんですけど、ちょうど近くの照明が当たって虹色に見えるんですよ。たまたまなんですけど、会場ならではの化学変化でお気に入りですね。

左から2番目「雨を綴る」、4番目「雨に乞う」は、それぞれ雨つぶが、ニス、UV厚盛りで加工されており、イラストごとに異なる個性を楽しめます。
── 嬉しい偶然ですね。大きいサイズでじっくり見られるのもいいなと思いました。しぐれさんも自分の絵をこの大きさで見ることは普段ないですよね。

だから、めちゃくちゃ嬉しいです。データでいくらでもイラストが見られる時代に、わざわざ展示する意味はなんなのか、ずっと考えていたんです。だから今回の個展はただ印刷するだけではなく、その場に来て、その場でしか見えない景色を皆さんに見てほしいな、絵の良さがデータとはまた違う形で伝わるといいなと思って作っていました。
── SHIGURE GIRLSたちは、個性的なんだけれどキャラクターっぽすぎなくて、しぐれさんの描く女子高生だなと思いました。

久しぶりにああいうのを描けて、「これだ、私これが好きだったんだった、そう言えば」って思いました(笑)。

“モブっぽい女の子”には、その子が生きているリアリティがある
── しぐれさんは“モブっぽい女子高生”を描くのがお好きだそうですが、具体的にどんなところが好きなんですか?

昔から女子高生というモチーフ、シンボルだけがすごく好きで、「女子高生の◯◯ちゃんというキャラクターが好き」なわけではなかったんですよ。だから、それこそ制服が好きであって女子高生が好きというわけじゃないのかなと思ったりもしたんですが、とにかく、キャラクター性がほしいわけではなくて、本当に現実にいるような女子高生たちがすごく好きなんですよね。
── キャラクター性がないほうが、見る人が自分を重ねやすいからですかね。

駅とかですれ違う女子高生たちを素敵だなと、危なくない意味で思うんですけど(笑)、それもキャラクターではないじゃないですか。だから、モブっぽい女の子にはその分、その子が生きているリアリティがあるなと私は思っていて。だから好きなのかもしれないですね。

── 先ほど「VTuberしぐれういはフィクション」と言われていましたが、フィクションとして自分をキャラクター化する一方で、イラストレーターとしてはキャラクター性の薄い表現が好きなのは面白いですね。

なぜか対照的ですよね(笑)。でも、あまり色がない方が想像しやすい気がします。
── まだ描かれていない無数の物語を見出せる方なんだと思います。あと、しぐれさんといえば、雨ですよね。雨以外にも夕暮れ時や曇天も多く描かれていて、意外とスカッとした晴れ空が少ないのですが、イラスト内の時間帯や天候にはこだわりがあるのでしょうか?

なんでしょうね、学生時代の帰り道に空や空気を見るのがめちゃくちゃ好きで、それがずっと残ってるから真っ昼間とかがないんじゃないかなと。学生のときも帰り道でいっぱい空や風景を撮ったりもしてましたね。

── 写真撮るのがお好きだったんですか?

好きですね、でも写真が好きというよりかは残さなきゃと思って撮ってた方が大きいかも。私はこれが好きだと思ったというのを、記録に残すために撮ってましたね。
── 写真を参考にして描くことも?

ありますあります。それこそ短歌コラボの線路のイラストで背景に使った写真は、これはこういうコンセプトで絶対にいつか絵を描くと思って、遠くに遊びに行ったときに撮ったものですね。今が使いどきだ!と。

写真と絵を組み合わせることで二次元を際立たせる
── 今回、写真と組み合わせているイラストも多いですよね。

そうですね、写真と絵を組み合わせるのは、絵だけじゃ駄目だと思ったときにやっていて、例えばCDのジャケットのイラストも地面が写真なんですが、写っている私が二次元で、そこ以外は全部現実ですよっていうのを表現するために写真を使いましたね。素材がなかったので原稿中に頼むから雨降ってくれと思いながら、降った瞬間に撮りに出て。

── 二次元の二次元性を際立たせるための写真だと。

そうですそうです。実像以外は全部フィクションだよっていうのを言いたくて写真を使いました。
── ライブ「masterpiece」のキービジュアルも、額縁は写真だと聞いて驚きました。

スタジオに額縁をたくさん並べて撮影したものに、イラストを描き込んでいます。それこそ個展会場から出てきたしぐれういっていうコンセプトなんです。個展会場から作品だったしぐれういが飛び出してきて、ライブをするよというビジュアルになってます。

── イラストを描くときも、1枚のフィクションを描き上げるイメージなんですか?

そうですね、その女の子の物語だったりを絵にしているので、基本的に絵で完結してほしいというか、作者と繋げないでほしいとは思ってますね。

── 絵と鑑賞者、そこでひとつ完結したものとして見てもらいたいっていう。

たとえば恋愛っぽい要素がある絵を描いたとき、「ういもそういう体験したのかな」って絶対に思って欲しくなくて(笑)。そういうのが好きなだけで、自分の体験を描いているわけではないので。VTuberを始めてから、パーソナリティが表に出るようになりましたが、パーソナリティと私の作家性を切り離したくて、今回こういう感じのプロジェクトをやろうとなっているのもありますね。
── 混同されていると感じちゃう瞬間があるんですか?

ありますあります。それこそ普通のオリジナルイラストをVTuberと全く関係ない感じで描いても、VTuberしぐれういと結び付けられちゃったりとかもかなりありますね。
── それは別物としてほしいし、VTuberしぐれういもあくまでひとつの作品なのであって、他の作品とは関係ないんだと。

それをわかっていただけると嬉しいなと。そんなに欲深く言えないですけど(笑)。
木下龍也さんとの短歌、rariemonnさんとの映像、憧れのコラボ
── コラボについても聞かせてください。誰かとコラボをしたいという希望は、元からあったのでしょうか。

元々誰かと一緒にもの作りをするのがとっても好きで、でもイラストレーターはひとりで完結しちゃう仕事なので、そういう機会は少ないんです。VTuberをやり始めてからは、配信画面を人に頼んだり、音楽を考えていただいたり、人様と一緒に作る楽しさを知ってしまって、イラスト単体でも誰かとものを作ってみたい気持ちがずっとあったので、今回コラボ作品をやりたいとお願いしました。
── なるほど。短歌コラボの歌人・木下龍也さんは、元々しぐれさんがファンだそうで。

昔SNSで木下さんが、お題を募集して、「あなたのための短歌をつくる」という企画をやってらしたんですよ。応募すると便箋に入ったお手紙として短歌が送られてくるというのが、めちゃくちゃ素敵だなと思って、そこから本を買ってよく読んでいました。私自身、言葉が持つ力が、絵と同じぐらい実は好きなので、いつかそういう演出を自分の作品でもできたら嬉しいなと、駄目もとで声をかけてみました。
── 展示では対照的なイメージの2枚が並びましたね。右のイラストは、”しぐれうい”をテーマに木下さんが作った短歌「わたし、そら生まれ、あまぐも育ちです。壁はふわふわ越えてゆきます。」に絵をつけたものだそうで。

すごく嬉しかったです。でも、嬉しかったのと同じぐらい難しくて、私って感覚で絵を描いてたんだなと思いました。文章からイメージして意味をどこまで込めるかとか伝え方とか、自分は雰囲気で絵を描いていたんだなっていうのをひしひしと感じました。

短歌、キャラクター、背景という、3つのレイヤーを重ねたアクリルアート。重ねることで生まれる影や立体感を感じられます。
── 左は、絵が先にあって、それに合わせて木下さんが「駅に着くたびにひかりを捨ててゆく わたしたちってさみしい列車」という短歌を作られたと。

そうです。短歌にしやすい絵にしなきゃという気持ちはあったので、それも難しくて、でも嬉しかったですね。
── 映像展示は、2Dモーションデザイナーのrariremonnさんとのコラボですね。どういうオーダーやアイディアを伝えましたか?

傘下の真ん中のエリアでイラストレーターサイドとVTuberサイド、それぞれの世界観を窓を通じて覗き見るイメージです。一方からはVTuberしぐれういの世界を、もう一方では私が好きなモブっぽい女の子がこちらを見ているというのをやりたくて。3Dを使うことは早々に決まったんですが、オリジナルの2Dをどう表現するか、「私がアニメーションを描くのもちょっと違うし、でも3Dと対になるように動いてはほしいし……」となって、それならrariemonnさんしかいない! と。元々rariemonnさんとは今回の個展でコラボしようと考えていて、どんな作品を頼もうか考えていた矢先で窓演出の話になったので、迷わずお願いしました。

── 教室のリアルさがいいですよね。

いつも3Dで使わせていただいている教室をそのまま使いました。配信を見ると、あの教室が出てきますよ。

── しぐれさんはVTuberの活動や今回の個展など、他のクリエイターさんに依頼をする機会も多いですよね。

そうですね、イラストレーターって人にものを頼むことが少ないので、いざその立場になったときに、自分のやりたいことをどれだけ言語化できるかは大事だし、同じくらい相手を信頼することも大事だなと思いました。こちらがやりたいことを100伝えるよりも、やりたいことを60ぐらい伝えて、残りの40は好きに解釈してやってみてほしいと伝える作り方を今回はしてますね。
── 依頼する側を経験してきて、自分が依頼を受けるときに変わった部分はありますか?

発注する側の気持ちもわかるようになって、相手の伝えたいこと、欲しいものを、引きずり出せるようにしないとなと思うようになりました。あと私がすごく嬉しいのは、想定以上のものが出てきて、そんなのぜんぜん想像してなかったけど、めちゃくちゃ素晴らしい! というときなので、私もイラストレーターとしてクライアントさんの想像の上をいけたらいいなと、今回すごく思いましたね。
イラストはお菓子。ちょっとでも楽しい気持ちになってくれれば
── 会場では、グッズに加えて、刊行されたばかりの最新画集や個展の公式図録などを購入することができます。最新画集『雨を綴る』は、直近の活動の総まとめになっていますね。

画集はみんなにとっての成長アルバムというか、アーカイブ的な要素を兼ねているなと思っていて、そろそろまとめたかったんです。2020年に『雨に恋う』という画集を出しましたが、その後VTuberも含め、活動がガラッと変わっていったので、今この時期に出すことに意味があるだろうなと思っています。
8月27日に発売されたばかりの『雨を綴る しぐれうい作品集』(KADOKAWA)
── しぐれういの第2章的な感覚なんですね。たしかに以前の画集と比べて、VTuberやコラボレーション系のイラストが豊富ですね。

前回は今まで描いてきたものを全部集めて、女子高生だらけになったんですけれど(笑)、今回はより人と寄り添って作ったものが多く収録されたなと自分でも思ってます。

会場で画集、公式図録のサンプルを読むことができます。
── 個展のグッズはどんなふうに決まっていったんですか?

こういうのがほしいと要望を伝えたくらいですね。デザイナーの青木さんなら絶対にいいものを作ってくれるだろうと完全に信頼して、私は消費者とほぼ同じ目線です。でも直筆サインが入る予定の、銀の色紙はグッズとしてめっちゃ気に入っています。私の直筆サインが入るという理由だけで高額になるのは絶対嫌で、まずグッズとして価値があるものを作ってほしいとお願いしたら、めちゃくちゃ素敵な色紙にしていただけました。
しぐれさんお気に入りの「【受注生産】豪華仕様 ケース入り直筆サイン色紙」はBOOTHからご購入いただけます。


── 図録やポストカードでは紙からこだわって選定したと聞いています。

青木さんも私も同じで、現物で力を抜きたくない、絶対こだわろうという気持ちで、今回の個展全部ができてます。グッズも、絵が描いてあれば売れるだろというのは嫌で、素材レベルでこだわって、絵以外にも買う価値があるものを皆さんに届けようと。

アナログで直筆された色紙。抽選での販売です。

── 展示物からグッズまで、頼れるチームで作り上げた個展なんですね。

私は本当に恵まれていて、今回の個展も絶対ひとりじゃできませんでした。私が一番優れているところって、やっぱりいい人が周りにいることだなと。人に支えられて生きているので、人に還元して生きていこうと思います。
── VTuber5周年は「楽しいこと全部やる!」ということで、個展開催に続いて、アルバム発売、パシフィコ横浜でのライブとまだまだ続いていきますね。

準備してきたものが、やっと始まっちゃったって感じです。

── 最後に、個展を見に来てくれた方へ一言お願いします。

イラストは生活になくてもいいものなんですけれど、あると気持ちが楽になったり、好きだなっていう気持ちからポジティブになれたり、お菓子みたいな作用があると思ってるんですよ。食べすぎると毒ですけど(笑)。そういうふうに、ちょっとでも日々が嬉しいな、豊かになるなと思っていただけると嬉しいです。会場で大きいサイズでイラストを見ると臨場感もありますし、より感情が引き出せると思うので、来ていただいて楽しい気持ちで帰っていただけると、私としては報われます。
── しぐれさん自身も、イラストというお菓子に救われてきたんですか。

描くのも見るのもずっと好きなので、いいイラストを見てちょっとやる気が出ると、やっぱり描きたいってなるんですよ。だから自分のイラスト人生では、人様の絵に救われてきたなって思いますね。絵を描いていると幸せになれるので、相乗効果で、見ても嬉しいし、描いても嬉しいです。
インタビューに登場したクリエイターの皆さま

- 木下龍也(きのした たつや)
- 1988年生まれ。歌集は『つむじ風、ここにあります』『きみを嫌いな奴はクズだよ』(ともに書肆侃侃房)『あなたのための短歌集』『オールアラウンドユー』(ともにナナロク社)。その他、短歌の入門書や共著歌集など著書多数。
「雨を手繰る」にて、短歌コラボの「わたぐも」「モラトリアム」をしぐれさんと共同制作。
9月22日(日)まで! しぐれうい個展「雨を手繰る」@六本木ヒルズ カフェ/スペース
※9月8日(日)、15日(日)はサインお渡し会開催のため、19:00までの営業です。
詳細情報は公式サイトおよび、Xのしぐれうい公式infoをご覧ください。
グッズ購入はWeb通販でも&9月12日(木)から追加グッズも発売!
一部商品を除いて、BOOTHにて個展グッズをウェブ上でご購入いただけます。会場までお越しになるのが難しい方、好きな時間にじっくりグッズを選びたい方などなど、ぜひBOOTHをご利用ください。
9月12日(木)からコラボ作品を中心に販売グッズが追加されます!
9月12日(木)から、下記の販売グッズが追加されます。
・【受注生産】しぐれうい×木下龍也コラボ作品 複製原画「わたぐも」(A4)
・【受注生産】しぐれうい×木下龍也コラボ作品 スタンド付きアクリルアート「わたぐも」(A5)
・【受注生産】しぐれうい×木下龍也コラボ作品 複製原画「モラトリアム」(A4)
・【受注生産】しぐれうい×木下龍也コラボ作品 スタンド付きアクリルアート「モラトリアム」(A5)
・【受注生産】しぐれうい×rariemonnコラボ作品 複製原画「待ちぼうけ」(A4)
・【受注生産】しぐれうい×rariemonnコラボ作品 フィルム風デザインアクリルアート「待ちぼうけ」(W380×H182mm)
・【受注生産】しぐれうい×rariemonnコラボ作品 複製原画「世界考え中」(A3)
・【受注生産】しぐれうい×rariemonnコラボ作品 フィルム風デザインアクリルアート「世界考え中」(W380×H182mm)
・【受注生産】複製原画「fiction」(A4)
・【受注生産】複製原画「fiction」(A3)
会場、BOOTHどちらからでもご購入が可能です。
9月12日(木)から会場購入特典の「オリジナルショッパー」に第二弾の新絵柄が追加
9月12日(木)より、会場購入特典「オリジナルショッパー」に第二弾の新絵柄が追加されます。ショッパーは個展会場にて5,000円(税込)以上のお会計をしていただいた方へ1点プレゼントしています。
※2024年9月12日(木)以降は第一弾の絵柄と第二弾の絵柄をランダムでお渡しします。絵柄はお選びいただけません。