「いま、リアルのファッションがデジタルに憧れている」アダストリア × HATRA × BEAMS × F i.n.t アパレル4社が語るVRファッション
インタビュー/タカオミ
いま、メタバースの世界において大きな盛り上がりを見せているのが「ファッション」の分野だ。VRChatを始めとするソーシャルVRにおいては、ユーザーがバーチャル空間内で自分の姿として身に纏うアバターだけでなく、アバターが着る服も自由にカスタマイズできる。個人のクリエイターがアバター向けの衣装を販売し始めて数年が経ち、昨今ではリアルのアパレル企業もバーチャルファッションの市場に参入し始めた。
今回は、バーチャルファッションの市場で3Dアバター用の衣装を展開しているアパレル会社・ブランドである「アダストリア」、「HATRA」、「BEAMS」、「F i.n.t」の4社にお集まりいただき、バーチャルファッションの魅力と将来について語っていただいた。また、有識者として、アバターブランド「YOYOGI MORI」を主催する典樹さんにも同席いただいた。
バーチャルファッション参入のきっかけ
BEAMS 木下:BEAMSは2020年12月からバーチャルマーケットに出展を続けているのですが、当初はリアル商品の3D展示やコンテンツ紹介にとどまり、アバター用の衣装は販売していませんでした。しかしバーチャル接客をしていると「アバター用の服を売ってほしい」と言われることが増え、2022年から3Dのアパレルを展開するようになりました。以前からゲーム内のアバター衣装などは数多く取り組んでいましたが、ユーザーの自由度が高いソーシャルVRにはファッション文化のポテンシャルを感じています。

アダストリア 島田:アダストリアは、メタバースをきっかけにお客様との接点を作ることを目的にしています。いわゆるZ世代や、それよりちょっと上の方々を含めて、なかなかSNSでは届かない、テレビ等のマスメディアも見ない人たちに対して、アダストリアのブランドを知ってもらうきっかけにしたくて始めました。
F i.n.t 佐々木:我々は元々レディースアパレルを展開しており、自社商品を海外に展開するためのネット通販活用や、過去には実店舗を海外に開いたこともありました。ただ、商品のサイズ展開や、国や地域ごとの文化の違いなど、さまざまな事情があり、リアルで販売していくのはなかなか大変だと実感していました。そこで、海外展開のための課題をメタバースでクリアできないかなと思い参入しました。
HATRA 長見:ハトラの場合は技術本位で、デジタルで服を作ってみたいという気持ちから、3Dの世界に入っています。2016年ぐらいに僕自身がマーベラスデザイナーというモデリングソフトにすごく興味を持ちまして。アバターを作ってメタバースで動かしてみたいという目標が当初からあったので、自然と行き着いた感覚はありつつも、YOYOGI MORIの典樹さんからお声がけをいただいて、それが具現化する流れにグッと傾きました。
「着こなす」楽しみはリアルと変わらない
── SNS等で購入した方々の反応や着こなしを見る機会も多いと思いますが、どのように感じていますか? BEAMSさんやアダストリアさんはVRChat内のコミュニティとコラボレーションするなど、ユーザーと直接触れ合う場を持たれていますね。
BEAMS 木下:はい、リアクロ集会※とのタイアップで3回ほどイベントを開催しました。3D衣装の販売は、リアル寄りのバーチャルファッションを楽しんでいる方たちに向けたものですし、皆さんの着こなしや反応はとても参考になります。シーズンコレクションを発売した直後には、ランウェイで着こなしを競うコンテストも開催していて、私たちが想像もしていなかったスタイリングを見せていただいて感激しています。
Discordのコミュニティサーバーでも「次はもっとこんなのが欲しい」とリクエストをいただきます。私たちはセレクトショップというデザイナーとユーザーの間にいる立場なので、ユーザー視点の声をたくさんいただきながら、次の企画に活かしています。

リアクロ集会の様子(写真撮影:HAYASI)
※リアクロ集会とは、VRChat内で「リアルクローズ」と呼ばれるリアルのアパレル商品のようなデザインの3D衣装を着用しているユーザーたちが集まるイベント。
アダストリア 島田:僕らも集会をやったりとか、ユーザーさんのイベントに出ていますが、最初の方は、うちの会社を知らないという話をよく耳にしたんです。だけど、ユーザーさんと接する機会が増えたり、アイテムを6弾目まで販売したりする中で、自分の周りのコミュニティではありますが、だいぶアダストリアを認知していただいてきたかなと。「いままでお店で購入したことはなかったけど、アバターに着せてすごく可愛かったので、リアルでも同じ洋服を買いました」という方や、アバターとおそろいのファッションをSNSにあげてくださる方も増えてきました。

F i.n.t 佐々木:我々はBOOTHでの販売をはじめて1年ぐらいなのですが、購入したものをアバターに着せてSNSに投稿してくださる方がたくさんいて、楽しんでもらえているんだなと実感しました。リアルでF i.n.tのことを知っている方がバーチャルでも利用してくれるケースもあり、バーチャルの世界の需要もあるんだなと感じました。
バーチャルでF i.n.tを着てくださっている皆さんは、本当に様々な着こなしで、髪型やメイクひとつとってもブランド同様に個性的です。同じ服でもスタイリングで見え方が変わるので、そういう意味ではリアルと変わらない、ファッションを楽しむ文化があると感じました。
アダストリア enu:一揃いセットで買って、そのまま着せるのがバーチャルでも簡単なオシャレの方法だと思うんですが、それを超えていろいろコーディネートしてくれる人が増えた印象がありますよね。
アダストリア 島田:トップスはうちの.stのアイテムで、ボトムスは違うクリエイターさんのものなど、リアルと変わらないようなファッションの楽しみ方をしているなと感じますね。
HATRA 長見:VRChatで撮られた写真が流れてくるたびに驚いています。僕の認識だとVRChatって、アバターを改変するユーザーに対して、決してフレンドリーではないですよね。アバターや改変ツールの制作者や、販売プラットフォームを作られている方の努力により、副次的に良くなってきているんですけど、根本は放任主義というか。一方でそのポジティブな影響として、オシャレな人はテクニカルな人だという価値観が浸透してきているように思うんですよ。
── 独自のシェーダーを用いたり、モデリングソフトでアイテムをカスタムするなど、テクニカルなことができる人がオシャレであると。
HATRA 長見:元々日本のフィジカルなストリートカルチャーにも、既製服のカスタムから生まれたムーブメントが多くあって、「粋」とプレイヤー同士の創意工夫がイコールだった空間がありました。日本のVRChatユーザーはアバターの改変率が高いという話も伺ったことがありますし、その繋がりは偶然ではないような気がしています。ファッショニスタが、同時にテクニシャンでもあるという状況が生まれているのは、作り手としては理想的な空間になってるなと、NINE HATRAの着こなしを見て常々感じることです。

左:YOYOGI MORI 典樹(着用アイテム:FUYUMIDORI Classic Coat)、右:HATRA 長見(着用アイテム:ECHOKEEPER)
リアルの価値観だけがファッションの文脈ではない
── バーチャルでもリアルと変わらずファッションが楽しまれているという話が出ましたが、逆に、バーチャルでアパレルを展開していく上で、リアルのアパレルとは考え方を変えている部分はありますか?
アダストリア 島田:あくまでアダストリアの考え方ですが、リアルとバーチャルを隔てないが僕らのテーマなんです。ユーザーさんと接する中で、みなさんそれぞれの日常の中にVRChat、メタバースがあるんだと感じますし、だからこそアバターにかわいい洋服を着せたいのだと思います。バーチャルで着たことをきっかけに、リアルの洋服を買ってくれるお客さんもいて、それは先ほどの、新しいお客さまとの接点を作るというところにも繋がります。
アバターをきっかけにファッションを楽しんでほしいですし、そこから、リアルでもどうせだったら、かっこいい服やかわいい服を着てみたいという人が一人でも増えて、リアルでもバーチャルでもファッションを楽しんでくれたらいいなと思ってます。

左:アダストリア enu(着用アイテム:.st Anui 「Gender Free co-ord」)、右:アダストリア 込山(着用アイテム:RAGEBLUE「ワンピース/MA-1/服飾小物」)
BEAMS 木下:わたしたちはリアルの商品に基づいたものを3Dにおこして販売しています。反応がいいときも悪いときもあるんですけれども、VRの中でファッションを楽しむユーザーさんを見ていると、リアルの価値観だけがファッションの文脈ではないので、私たちにもバーチャルオリジナルの企画が必要だなと新たに方針を定めたところです。バーチャルでファッションを楽しんでいる方たちを見ていると、バーチャルで好まれ、映える洋服の系統があると思うんですよね。そういう世界観に向けて私たちが作る衣装も、この先展開していきます。

BEAMSによるバーチャル限定商品「レースと手刺繍のセーラー服」アバター協力:マヌカ/ジンゴ
── NINE HATRAの服はドローンがついていたり、リアルでは実現できなさそうなデザインになっていますよね。

NINE HATRA TUNER
HATRA 長見:そもそも物理衣服にしても、ただ繊維の集まりを消費しているわけではないですよね。ファッションは直接触れたり計測できない価値を扱っています。その「ファッションとは何なのか」というブラックボックスにどうやったら近づけるかを3Dや他のメディアを通して考えたい。リアルとバーチャルの服、それぞれ似たように感じるけど、違うものがあって、しかしそれを体験した時には同じ感覚を得られるとなった時に、核心に少し近づける気がするんですね。そういう体験を提供できるようにとデザインしています。
デジタルウェアなのか、フィジカルなのか、どっちか分からないけど、どっちでもいいやと、一種の諦めみたいな状況が起きた時に魅力的な経験になる気がしていて、それを目指したいです。
── F i.n.tさんはいかがでしょうか? カジュアルながら同時にキャラクター性もあるブランドで、バーチャルとの親和性が高いんじゃないかと感じるのですが。
F i.n.t 佐々木:我々もそう思っています。リアルの話ですと、我々のブランドは他社様よりターゲット層が狭く、深いところが強みです。言い換えれば好きな方は全身我々のブランドで固めていただけるということです。バーチャルの世界は、ゲームやインターネットでの創作といった独自のコンセプトや世界観を持つ文化から始まって、ある程度その中で文化圏も成長していると思います。F i.n.tもコンセプトがしっかりあり、世界観を重要視しているブランドです。ですので凄く親和性があるのではないかと思います。パッと見て、なんとなくあそこの服なのかなとバーチャルでも感じることがあるので、それをもっと表現していきたいですね。

画像提供:F i.n.t
アダストリア 島田:アダストリアではグローバルワークが一番大きいブランドなんですが、リアルで支持されているものが、バーチャルでは少し異なるとも感じています。だから佐々木さんがおっしゃる通り、F i.n.tさんがやられているような特徴的なデザインとか、「これってF i.n.tっぽいよね」という感覚はすごく大事だなと思っています。
バーチャルファッションの世界におけるブランドとは“コミュニティ”
BEAMS 木下:うちの代表の設楽が、よく「BEAMSはブランドじゃなくてコミュニティ」と言うんですけれども、バーチャルにおいてはすごくそれを感じます。このセンスが好きな人、この指とまれというような感覚です。
例えばenuさんのブランドを着ていらっしゃる方々は、enuさんを取り巻く大きなコミュニティの中で、新作が出るとみんなが一斉に買って、着こなしを見せ合ったりする文化がリアルよりも強い。いわゆるスーパーブランドになると、バーチャルの世界においても保有することでステータスシンボルになるようなものが出てくるのかもしれませんが、今のところそれはNFTだとかでしか見られない。いまのバーチャルファッションの世界においては、ブランドはコミュニティそのものだなと思っています。
アダストリア 島田:すごく雑な表現になってしまいますが、例えばアダストリアでは蒼ちゃん晴ちゃんというアバターを5,000円で販売していて、我々はすごくうちの娘たちを愛してるんですけど、蒼ちゃん晴ちゃんを買った時と、YOYOGI MORIさんのアバターを買った時とでは、「やった!」という気持ちの強さやパッションがちょっと違うのかなと。YOYOGI MORIさんのアバターを買う時、ユーザーさんは達成感を感じていて、そこはひとつブランドだと思います。
YOYOGI MORI 典樹:確かにYOYOGI MORIは他と比較すると高価格帯ではありますが、それゆえの買った時の達成感や、買わない人もウインドウショッピングすることを含めて体験であるという設計をしています。
アバターに対する価値の持ち方はユーザーによって異なっていて、例えば自分色に染めやすいか、親しみやすいか、改変しやすいかを重視する人もいます。YOYOGI MORIのモデルはポリゴン数が多いし、自分で改変しようにもそれ以上の改変イメージが浮かばない弱点があるんですね。なのでどちらのアバターも、買った時の良さはそれぞれあるんじゃないかなと思います。

アダストリア enu:YOYOGI MORIさんのアバターって良くも悪くも改変をしにくい印象があるんですけど、その分、自分色に染めるんじゃなくて、そのまま大事に使おうっていう意識になるんですよ。だからすごくブランドだなって感じます。
── HATRAが3Dアパレルを販売した時に、アバターもセットで展開したのはどういった理由があったのでしょうか?
HATRA 長見:YOYOGI MORIのコンセプト「Virtual Wear」への個人的な共感です。仮にNINE HATRAの新作を衣装のみ提供した場合に、それぞれのアバターが衣装を着用する姿は全て、最初からいわゆる改変という形になってしまうなと。アバター本体さえも着脱できるファッションだと仮定するなら、ブランドが基本の姿を示して、それを一回切り崩して、自分なりに咀嚼してもらえるような緊張関係を築きたかったんです。そうした体験の足がかりとして、アバター全体をデザインする意味があると考えました。公式のスタイルで着用していただけるのも、同じくらい嬉しいんですけどね。

NINE HATRA TUNER および ECHOKEEPERのリリース時には、ワールドクリエイターのamanek氏による専用の展示空間も制作された。
いま、リアルファッションがデジタルファッションに憧れている
BEAMS 木下:いま、リアルファッションがデジタルファッションに憧れてますよね。ファッション好きが、バーチャルでもファッションを楽しむようになる架け橋はデバイスだと思うんですが、デバイスや環境が整ったその先に、行きたい場所、着たいもの、ありたい自分が見えることが大事だと思います。
そこで私たちのような存在が、リアルからバーチャルにダイブするきっかけとして大きな力を発揮するでしょうし、たくさんの選択肢があるからこそ、やってみたい、行ってみたいと思ってもらえる。今私たちはそのための準備をしてるのかなと思っています。
YOYOGI MORI 典樹:そうですね、多様なコンテンツが存在することが大事だと思います。例えばここにいるみんなで、互いの服のコーディネートをする。それは現実だとできるけれどVRChatではまだできていない。VR空間での試着はまだ難しい部分もありますし、アバターの体型の違いから着られる服も違うからですね。そうした課題の解決を含め、どこかが一極化して勝つのではなくて、互いに手を取り合っていきたいですね。
アダストリア 島田:1年間やってきて思うのは、いろんな企業さんが増えてほしいということ。アダストリアの洋服だけを着てほしいわけじゃないし、こういう洋服欲しいなとか、このブランドをVRでも着たいなというときのために、まず企業さんが増えてほしいです。参入が増えれば、今度は個人のクリエイターさんの独自性が出てくると思っていて、それぞれの世界観で、現実にはない考え方や表現で、どんどん可能性を広げてほしいです。さらにそこから、我々みたいなリアルの企業がメタバースで活躍するクリエイターさんとコラボして、アバターやお洋服、ワールドを作るなど、一緒にシナジーも作っていきたい。
いろんな企業さんが参入して、さらにクリエイターさんたちの活動の場が広がる、それによってどんどんファッションが楽しいとか、メタバースが楽しいと感じられるようにしていきたいです。
F i.n.t 佐々木:バーチャルに触れる機会がない人達はまだまだたくさんいて、その人たちにバーチャルファッションの文化を体験してもらわないと、次のステップに進むことは難しいのではないかと考えています。
我々は入門編という形でVRoidを使って3Dアパレルを展開したのですが、できることからやってみることで、わかることがたくさんありました。我々が提供したものを介して、その人なりに噛み砕いて楽しんでいただく機会をつくっていきたいです。

F i.n.t 佐々木(着用アイテム:marilouセットアップコーデ)
HATRA 長見:アバターの動きに衣服を追従させたり、布の揺れを自然な動きにするための「スキニング」という技術がAIでより直感的に設定できるようになれば、バーチャルファッションの多くの問題が解決すると思います。ポリゴンを整える「リトポロジー」も含めて、衣服が自動で自然に動くようにできれば、他に必要なツールはほぼ揃っていると感じています。それは企業にとっても個人のユーザーにとってもすごく前向きなターニングポイントになるのかなと。
もうすこし広い目線で考えてみると、ひとくちにメタバースと言っても、VRChat、フォートナイト、スプラトゥーン、それぞれソーシャルレベルにグラデーションがあります。SNSも含めすでに生活全体にメタバース空間が滲み出している感覚はあって、今はただ飛び石すぎて繋がって見えないだけなのかなと思っていて。未来から見ると、その隙間がどんどん埋まって、「これ全部、地続きのリアリティだったんだ」と自然に認識できるのかなと思います。
メタバースが当たり前になった未来の可能性を広げたい
HATRA 長見:展望なのに裏話ですが、制作で実現出来なかったことがあって。ECHOKEEPERってアバターの腰にスカートのように翼が付いてて、自分で掴んだり翼をはためかせたりできるんですよね。ですが、それとは別に、例えば背後から他のユーザーが近寄ってきたら、それに合わせて、コントローラブルではない形で自律的に翼が小刻みに反応したりとか、尻尾や耳のようにプレイヤーの意図しない動作ができるようにできたらいいねと話していて。
結局システムの変更があって頓挫してしまったのですが、人が対象に対して生きてると感じたり、愛らしく思ってしまう時に何が作用してるのかを、バーチャルファッションで学びたくて、今後突き詰めていければいいなと思ってます。
F i.n.t 佐々木:我々は既存のリアルブランドを持ってますので、そのブランドをバーチャルとリアルの両方で楽しんでいただきたい。その為に、アバターも含め、独自性のあるものを突き詰めていきたいです。
また、今後は、自社のブランド以外でもメタバースファッションをキーワードに置いて、ブランドを離れてでも、新しいものを作っていきたいと感じています。日本の独自性をうまく使いながら、メタバースを通してブランドが海外進出できればいいなと思っています。
アダストリア 込山:メタバース自体はまだまだ一般的ではありませんが、SNSは世の中の皆さんが当たり前のように使っているので、3~5年後にはメタバース自体が当たり前な世の中が来るんじゃないかなと考えています。我々.stは先陣をきって、ここにいる皆さんと手を取り合いながら、一緒にメタバースファッションやメタバース自体を盛り上げていきたいです。
アダストリア enu:私はアダストリアに入る前からcaratというVRChatのショッピングモールのイベントをやっていて、クリエイターさんにお声がけして、それぞれのブランドの店舗で接客をしてもらっています。クオリティの高いお洋服をつくるクリエイターさんがたくさんいることに気づいたし、私の周りにもたくさんいるので、その人たちのお洋服をリアルで着れるようにしたり、リアルのブランドとクリエイターさんのコラボでお洋服を作ってみたりが、これからのバーチャルだったらできるんじゃないかなと思うので、個人的な展望にはなりますが、そこをやっていきたいです。
BEAMS 木下:BEAMSは、バーチャルでもセレクトショップでありたいということを1年半ほど前から掲げています。リアルからバーチャルに行く人、バーチャルからリアルに行く人どちらにとっても、どういうものが楽しいのかのヒントをくれる場所、出会いがある場所を目指していきたい。
BEAMSは単独のブランドではなくて、リアルのトレンドもバーチャルのトレンドも取り入れながら、その交差点にあるセレクトショップとして、ファッションカルチャーを発信していきたいです。

各社プロフィール
アダストリア
30を超えるブランドを国内外で約1,400店舗展開するカジュアルファッション専門店チェーン。
HATRA(ハトラ)
リミナルウェアレーベル。YOYOGI MORIと共同で「NINE HATRA」を展開する。
BEAMS(ビームス)
東京・原宿で1976年創業のセレクトショップ。20年冬にVR事業参入。
F i.n.t(フィント)
F i.n.t, an another angelusの2ブランドを主軸としたレディースアパレルを展開。
YOYOGI MORI(ヨヨギモリ)
VR向けアバター服飾ブランド。関わるデザイナーが各々の世界観を発表している。