オーダーメイドの物語「リクエスト」特集/pixiv小説選集

pixivのリクエスト機能をご存じですか?
目安の金額を設定してファンからのリクエストを募集できる機能で、2020年10月にリリースしたまだ新しい機能です。
リクエストの対象となる作品種類はイラストだけではなく、うごイラ、マンガ、小説も含めてpixivで投稿できるすべての種類が対象。しかし、特に小説作品においては「どんな風にリクエストの受付を開始して良いのか分からない」「どうやってリクエストを送ったら良いのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、実際にリクエスト機能を使って生まれた作品たちを一部紹介したいと思います!
クラスメイトの時雨まいが、二十二歳の姿で目の前に現れた。どうやら2025年からタイムスリップしてきたらしい。彼女のことを憎からず思っていた「僕」は、行くあてがないなら一緒に暮らさないかと提案する。
「重くなくて、でも少し切ないお話」というリクエストにぴったりの作品。文体も軽やかですいすいと読んでいけるのですが、読んだ後には心に小さな穴がぽっかりと空いた気持ちになります。続編も読みたいですね……。
宇宙船のエンジントラブルで遭難してしまったミリアとアラン。宇宙コロニーで育ち「料理」を見たことがないミリアは、火星出身のアランの作るナポリタンに心惹かれる。最初は険悪だった二人の雰囲気も、料理をきっかけに氷解していき……。
作者さんは台本形式の作品を日常的に投稿しており、それに合わせた「男女で2人の掛け合いのフリー台本が見たいです」というリクエスト。登場人物の掛け合いだけでなく、SF的な世界観設定も楽しい一作です。
友人からの連絡を受けた「僕」は、車で「同居人」を迎えに行く。どうやら、今日も失恋で飲みつぶれてしまったらしい。二人で会話を交わしながら、車は海へと向かっていく。
リクエスト内容は「男友達2人がドライブをしている」作品が良いというもの。「怪談やホラーにはならないでください」という要望もあり、“書いてほしい要素“だけではなく、”書いてほしくない要素”も記載されていると、たしかにイメージが伝わりやすいなと感じました。
「pixivノベル大賞~2021Summer~」開催中!
お題のイラストの中から1枚選び、そこからイメージした小説を募集します。
イラストに描かれている場面のショートストーリーから、想像を膨らませた長編シリーズ作品まで発表形式は問いません。
優秀作品には賞金が贈られるほか、お題イラストの表紙付きでpixivノベルに掲載されます。