【講座】GIMPメイキング by 白皙さん【お絵描きIRADUKAI もう一度読みたい講座特集6】

pixivにもたくさんのメイキングや描き方講座を紹介した作品がアップされていますが、みなさんは普段どんなサイトを参考にしていますか?
本日は、さまざまな作家さんによるイラストの描き方を紹介しているサイト「お絵描きIRADUKAI」より、もう一度読みたいあの講座をピックアップ!「お絵描きIRADUKAI」では、PhotoshopやSAIを始めとしたツールを使って、絵師さんがとても丁寧に描き方を解説しています。公開されてから少し時間が経っていますが、いま見ても参考にしたい講座ばかりです。初心者の方に優しいサイトなので、イラストを描く方は一度は訪れたこともあるのではないでしょうか?
最終回となる第6弾は「白皙さん」による、フリーソフトGIMPを使ったイラストメイキングをご紹介します!

- 白皙
- <ul><li>
</li><li>みなさんはじめまして!白皙(はくせき)と申します。
今回GIMPでのイラストメイキングを、私なりに順を追って説明させていただきました!なんといってもこのソフトの強みは、フリーなのに多機能なところだと思います。
しかし私自身、このソフトの機能すべてを使いこなせてはおりませんので、遠回りなメイキングになっていることもあるかとは思いますが、もしこれからGIMPを使ってみようという方のお役に少しでも立てれば幸いです。
それではどうぞ^^</li><li class="">
</li></ul><dt><span style="font-weight: normal;">作業環境
</dt><span style="font-weight: normal;">PC: Windows Vista
<dt><span style="font-weight: normal;">ペイントツール: GIMP 2.6</dt><dt><span style="font-weight: normal;">タブレット: Wacom Intuos3</dt><dt><span style="font-weight: normal;">スキャナ: CanonPIXUS MP510</dt>
1.ラフ・線画


軍服には花眼帯より普通のが萌えr いいんじゃないか…と思い直し、なぞる時点で変更。ちなみにインクはパイロットの黒、ペンは丸ペンを使って描いています。
一応人物の輪郭などはちょっと使い込んで太くなったペン先、髪や顔のパーツなど細かなところは新しくて細いペン先など、使い分けたりしてます。
このまま取り込んで着色しても良いのですが、私はさらに影などの黒い部分を描き足していきます。この作業もアナログで地道に…
髪のベタはぺんてるの極細筆ペン、影などはミリペンとハイテックを使っています。

2.取り込み

グレースケールで、解像度は150dpiくらいで…
印刷などを目的とする方は、350dpi〜600dpiくらい解像度を大きくした方がきれいに仕上がります。そしてただ取り込むだけだと、ゴミがあったり線がぼやけて汚いので、色々と直します。
まずぼやけている線を少しはっきりさせるために…
ツールバーの「色」→「レベル」を選びます。「入力レベル」の真ん中の矢印を右に動かすと画の黒い部分がはっきりし、右の矢印を左に動かすと白い部分がより白くなります。私はだいたいこのくらいの数値で適当に調整しています。

ゴミなどは消しゴムツールで地道に消し、そのほかに気になるところがあったら、同じく消しゴムツールやブラシツールを使ってちょこちょこ直していきます。
髪の毛先を整えたり切れてる線をつなげたりして、また地道に細かなところから少しでも完成版が綺麗に見えるようにがんばります…
そうしてできた線画完成版がこちら!↓


3.レイヤー分け
線画レイヤー


着色用レイヤー
次に着色作業用のレイヤーを作っていきます。ではまず人物の肌のレイヤーから…
まず新規レイヤー作成で、今度は背景色が「透明」のレイヤーを作ります。名前は分かりやすいように「肌」とつけておきます。



首レイヤーは肌レイヤーの下に置く予定なので、首部分にはみだしたところは消しゴムツールで消していきます。髪レイヤーは肌レイヤーの上に重ねるので、髪の毛の部分には肌色がはみ出してもOKです!
ここで注意しておきたいのが、あとあと色彩選択をする際に、色がきちんと消えていないと余計な部分まで選択されてしまうので、消しゴムツールのオプションで「重ね塗り」「ハードエッジ」の欄にチェックをいれて、完全に色が消せるようにしておきます。



完成版イラスト