バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん×にゃるら降臨。ピクシブ本社でリアルに対談しちゃったのじゃ〜!
ねこますさんが作った「にゃるらさん用のモデル」はこちら!

にゃるら:あっ、かわいい! 確かにこれはねこますさんの面影あるなぁ。
ねこます:対になる光と闇をイメージして、自分が光なら闇は忍者かなと。
にゃるら:闇っていえば忍者……!
ねこます:星飾りがチャームポイントですね。
ねこます:忍者の象徴ってなんだろうなってのをとりあえず付けようと思ったんですけども、わかんね~みたいな。
にゃるら:発想の飛躍が素晴らしい。刀とか手裏剣とかたくさんあるじゃないですか?
ねこます:刀とかクナイなんかは別のアセットとして3Dで読み込んで持たせればいいので、武器はモデルの中に梱包しなくていいなって思って。特徴の部分で装飾っていうか、伊賀と甲賀のみたいなデザイン的なの何かないかなって考えた時に、全然そこら辺の教養、素養がなかったので「いいや星で」と思って星をつけました。
にゃるら:このために山田風太郎を読み返すわけにもいかないですもんね。
ねこます:カラー的にもちょうどベースカラーを黒にして、アソートカラーと赤にして。そうするとワンポイントのカラーが必要なんで星をつけるっていう。
基礎中の基礎なんですけどベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーっていう3つのアレがあって、それぞれを割合に分布するとこんな感じになる。
にゃるら:デザインのセンスも完璧です。初めてpixivらしい話になってきましたね。自分も忍者、主に対魔忍とか大好きなんで嬉しい!
ねこます:ドーモ、ニャルラサン。
にゃるら:それぞれの忍者観が極端。折角こんなモデル作って貰ってお披露目だけでは淋しいので、目一杯イチャついている写真撮りましょう!
ねこます:是非!



ねこます:VRchatでも遊んでみますか? 自分が操作方法教えるので動かないで……。
にゃるら:あっ今すごい密着していますね。これねこますさんガチ恋勢に殺される近さですよ!

ねこます:権利の関係でVRchat内部の画像などは記事にできないですけどね。
にゃるら:あっファイズブラスターフォームがいる! 確かに、これは記事にするとアウトですね……。しかし、自分が美少女になって他人に見られているというのは凄い体験だなぁ。
ねこます:どうですか? この世界に100時間も居ると価値観変わってくるでしょう?
にゃるら:確かに。ここに居ると美少女からおっさんの声が聴こえてくることに違和感を覚えなくなってきますね。みんなこんな愉しい事をしていたのか! ズルいですよ。

にゃるら:いや、凄い世界だった……。
ねこます:でしょう?
にゃるら:VRは奥深いですね……。ねこますさんのVR観にも興味持ちました。思う存分に語って下さい。
ねこます:はい! そうですね……例えばラジオからテレビにと進化していったように、次はテレビからVRの世界が来ると考えています。それこそVRがギークのオモチャでなく、その辺の女子高生やおじさんが遊んでいる時代になる。
にゃるら:なるほど。
ねこます:自分はもう必然的に、平面のモニターは全部ゆっくりゆっくりVRの空間モニターに変わっていくと思ってます。その上でもう一つ重要になってくるのがVRChatの存在で、今でこそVRChatはただのゲームっていう、いちゲームの位置付けですけど、あれはもっと拡張できるっていうか。
にゃるら:どういう方向性で?
ねこます:例えば現段階でもうすでに、あくまでVRChatのプラットフォーマーは場を用意するだけで、もうコンテンツはユーザーが乗っけて、VRChat内で面白いこととか楽しかった出来事をSNSで共有して、と。例えば、VR空間で人狼ができる人狼ワールドを自作してる人とかいます。投票システムや処刑台やタイマーなんかが作られています。
にゃるら:そんな世界が……!
ねこます:いずれVRChat内でオンライン上の商品が売買され、第二の現実ができる……というか、現実とVRの境目がなくなってくると思うんです。
にゃるら:それは多くのVRエンジニアが主張していますね。やはり、行き着く先はそこだと。
ねこます:そうですね。他にはディープラーニングで自分の思考をトレースしたもう一人の自分をVR上に生成し、その自分の分身たちと遊んだり話したりする世界も来ると思う。想像すると少し怖いですけどね。
にゃるら:ドラえもんの世界だ。
▲ 対談しながらねこますさんに描いて頂いた色紙です
にゃるら:そろそろ時間ですね。もうちょっとバーチャルYouTuberの話をしましょう。
ねこます:はい。自分はニコ生時代から似たような事を色々やってきたんですけど、そこにのらきゃっとさんという方が居まして、のらきゃっとさんも最近バーチャルYouTuberデビューしたのですが、凄いですよ!
にゃるら:わぁ、かわいい! かわいいですよ、のらきゃっと氏!
ねこます:音声認識とボイスロイドを駆使して話しているんですよ。

にゃるら:だから度々ご認識が起こるんですね。そういう部分もかわいい!
(※予想以上ににゃるらがのらきゃっとさんにハマったので本人による補足。
のらきゃっとさんは自分の音声を音声認識で文章化し、それをボイスロイドで喋らせるという形をとっているので、何度もご認識で単語を間違えます。それ故に突然予想外な単語が飛び交い、またそれを自ら拾っていくスタイルで動画の幅を広げています。

ハイライトのないぐるぐる目、ツボを抑えた特徴的なデザイン、蠱惑(こわく)的な表情がたまらなく、上手く音声を認識した際に「そうです そうです」と両手を振って喜んでいる姿がまたかわいらしい。)
ねこます:やっぱり技術的に自分より凄い人たちはまだまだ居るので、これからも自分は頑張っていかないと、と。
にゃるら:ねこますさんのように、ニコ生時代からのバーチャルなアイドルの歴史を語れる人間は貴重です。それにしても、のらきゃっとさんは凄いなぁ。これはねこますさんと同じで、企業側にはない良さが詰まっている。
ねこます:がんばります。
にゃるら:ねこますさんがあれから予想以上に伸びちゃって、精神的にも色々辛いことあるだろうなっての、すごい見てて分かるんで。僕はねこますさんの幸せを願って書いたことなんで、無事当初の目的だった就活に成功して良かったです本当に。幸せになって……。
ねこます:にゃるらさんの声は受け取って、ちゃんと感謝しています。これからも友人として接して下さい。今日はありがとうございました!
にゃるら:ありがとうございました。(※このあと、ねこますさんと個人的にお店に入って色々と話しましたが、早い時間にちゃんと帰って行きました。なぜなら彼は現時点ではまだ夜勤があるコンビニ店員なのだから……)
取材協力:のらきゃっと